超域史・隣接学概説IV/CROSS-TERRITORIAL
文学部 - 史学科
HHT51610
コース情報
担当教員: 上野 祥史
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
30%
その他
最終授業日に授業内課題(教室対面授業時の筆記試験に相当)を設定し,その課題を以て評価をおこなう。
70%
詳細情報
概要
人類の過去の営みを探索する歴史学には,文字資料を基に展開する文献史学(狭義の歴史学)と,遺跡・遺物など出土資料を基に展開する考古学がある。本講義は,出土資料を基に過去の人間社会あるいは行為・意識を復元する考古学研究の実例を紹介しつつ,その思考的枠組みや志向性について理解を深めることを目的とする。 授業は,zoomを利用したリアルタイム同時双方型の形態で実施する。zoomのID・パスワードは,Loyora掲示板に初回授業前に掲示する。
目標
遺跡・遺物という人類の行動の痕跡からは,その時代のさまざまな情報を読み解くことが可能である。文字とは異なる資料からさまざまな人間および集団関係を抽出し,そこから過去を評価することを実践し,その意義を各自が考えを深める場としたい。
授業外の学習
特に,授業外での課題などは設けないが,毎回2時間程度を目途として,授業で紹介した内容や視点を,他の分野あるいは次元を対象にパラレルな比較をする思考に取り組むこと。自己の感覚で,物質文化から過去を評価することを実践・体感することを目指す。
所要時間: 200分程度(予習:80分程度/復習:120分(2時間)程度を指標とする)
スケジュール
- 概要説明
- 遺跡と遺物:分析視点と研究の進展(1)
- 遺跡と遺物:分析視点と研究の進展(2)
- 自然科学分析と考古学研究の進展(1)
- 自然科学分析と考古学研究の進展(2)
- 先史考古学と歴史考古学(1)
- 先史考古学と歴史考古学(2)
- 考古学的研究の進展(1):弥生時代
- 考古学的研究の進展(2):古墳時代
- 考古学研究の進展(3):東アジア
- 比較の視点(1)
- 比較の視点(2)
- 研究テーマの設定:共同研究の方向性
- 総括
教科書
特に指定しない。
参考書
書籍情報はありません。