超域史・隣接学概説II/CROSS-TERRITORIAL

文学部 - 史学科

HHT51410

コース情報

担当教員: 中村 江里

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木2

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

30%

レポート

50%

その他

(1)「その他」は授業時に指示した小課題を提出してもらう。(2)授業の出欠は,授業終了後のリアクションペーパーの提出をもって判断する。欠席回数が全体の1/3を超える場合は単位修得不可。正当な理由のない遅刻は減点の対象となる。

20%

詳細情報

概要

ジェンダーという言葉はもともと「男性名詞」「女性名詞」などの文法的性を表す用語でしたが,1970年代までに,文化的・社会的に作られた性別を表す概念として用いられるようになりました。この授業では,理想とされる「男らしさ」「女らしさ」や,男/女という性別二元論,性愛のあり方などがいかに時代の価値観や文化によって変化してきたかを,様々な時代や地域を対象としたジェンダー史の成果から学びます。

目標

(1)ジェンダー概念について理解し,様々な歴史的事象についてジェンダーの視点から考えることができるようになる。 (2)性にまつわる諸現象を「自然なもの」として自明視するのではなく,文化的な相違や歴史的な意味づけの変化の中で考えられるようになる。

授業外の学習

・予習:毎回の授業前に,テキストの関連項目のページを読む(90分程度) ・復習:授業で提示された資料,参考文献やテキストを読んで理解を深める(100分程度)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション:ジェンダーとは何か
  2. 第二波フェミニズムと「新しい女性史」
  3. ジェンダー史の登場
  4. 家族の歴史(1)
  5. 家族の歴史(2)
  6. 政治とジェンダーの歴史
  7. 近代社会の編成基盤としてのジェンダー
  8. 身体の歴史(1)
  9. 身体の歴史(2)
  10. 歴史の中の多様な性
  11. 労働とジェンダーの歴史
  12. 戦争・植民地支配とジェンダー(1)
  13. 戦争・植民地支配とジェンダー(2)
  14. まとめと中間課題の報告

教科書

期末レポートは以下のテキストで挙げられた参考文献から選んでブックレポートを書いてもらいますので,早めに準備しておいてください。

  • 論点・ジェンダー史学

    著者: 山口みどりほか編著

    出版社: ミネルヴァ書房,2023年

参考書

書籍情報はありません。

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