アジア・日本史系概説IV(東洋史)

文学部 - 史学科

HHT50310

コース情報

担当教員: 大川 裕子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金1

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

リアクションペーパー

20%

レポート

10%

授業内期末試験

授業期間中

50%

その他

【課題・提出物について】 ・毎回の授業後にリアクションペーパーを提出してもらう。 ・秋学期中に博物館を見学し,レポートを作成してもらう。 ・学期末に授業内試験を行う。 【出席状況について】 ・4回以上の欠席は認めない(大学から認められた理由に基づく欠席を除く)。 ・常習的な遅刻に対しては,厳しく対応する。

0%

詳細情報

概要

中国の唐代(10世紀)までの歴史を中心に学習する。高校で学んた世界史教科書の記載が,どのような研究蓄積を背景にしているのか,具体的な史料(文献記載/考古資料)を紹介しながら概観する。また,近年の研究方法を紹介しながら,中国の歴史が日本を含む周辺地域とどのように関わりながら展開したのか考える。

目標

・中国の唐代までの歴史について歴史展開・地理的背景の特徴を把握することができる。 ・これまで学んできた中国史の知識を,歴史研究の視点からとらえ直すことができる。 ・10世紀以前の中国と,日本を含めた周辺諸国との相互関係を理解することができる。

授業外の学習

・授業前(100分程度):高校世界史教科書の内容を確認しておくこと。 ・授業後(90分程度):授業内で紹介した関連参考文献に目を通すこと。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション *以下は予定であり,授業の進捗状況によりテーマの順序等,変更することがある。
  2. 中国の歴史・自然環境の多様性について
  3. 歴史を読み解く材料:甲骨・金文そして簡牘史料
  4. 春秋~戦国時代の社会変動
  5. 秦・始皇帝の中国統一事業
  6. 前漢時代の政治と文化
  7. 後漢時代の政治と文化
  8. 中国史における辺境防衛の意味
  9. 魏晋南北朝期のとらえ方
  10. 気候変動と歴史学:ユーラシア世界史
  11. ソグド人の活躍
  12. 唐帝国の理解をめぐって
  13. 博物館で学ぶ中国古代史
  14. 秋学期授業要点の確認(授業内試験)

教科書

テキストは指定しない。必要資料は授業内で配付する。

    参考書

    • 『論点・東洋史学ーアジア・アフリカへの問い158』

      著者: 吉澤誠一郎監修

      出版社: ミネルヴァ書房,2021年

    • 『地下からの贈り物ー新出土資料が語るいにしえの中国 』

      著者: 中国出土資料学会編

      出版社: 東方書店,2014年

    • 『唐ーユーラシアの大帝国ー』

      著者: 森部豊

      出版社: 中公新書,2023年

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