歴史学入門演習
文学部 - 史学科
HHT10201
コース情報
担当教員: 大川 裕子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火5
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
その他
毎回出席が前提(原則)。 欠席・遅刻などの場合は,必ず担当教員に連絡をすること。
詳細情報
概要
この演習は「歴史学研究入門」の講義で学んだ「歴史の学び方」を,実践によって確実に自分の身につけ,2年次からの「史学教養演習」「(史料・原書)講読演習」へスムーズに入れるよう,必要充分なアカデミック・スキルを獲得することを目標とする。 中心になるのは, a)文章の要点をつかみ,メモを取り,要約する, b)自分の意見を加え,口頭報告の配布資料(レジュメ)を作る, c)口頭報告し,議論する, という一連の作業である。メンバー全員がこの作業を行った上で, d)(自分以外の)報告についてまとめたレポート(1500字)を書いて提出する。 また,設定されたテーマで1分間スピーチをおこなう。 これらの訓練によって,必要なスキルの獲得をめざす。 日本史・世界史のどちらで受験したか,また将来どのゼミ(専攻)に進みたいかにかかわりなく5クラスを編制し(クラス分けは史学科がおこなう),同時並行で進める。
目標
2年次以降,アジア・日本史系あるいはヨーロッパ・アメリカ史系のどの専攻に進んでも必要とされる,以下のようなアカデミック・スキルを獲得する。 1)論文を読解し,その要旨をつかむ。 2)論文の要約に自分の意見を加えて,口頭報告用のレジュメを作る。 3)口頭報告をして,問題(論点)を提起する。 4)参加者全員で討論をする。 5)これまでの報告や討論をふまえ,(自分の報告以外の)報告についてまとめたレポート(1500字)を作成する。
授業外の学習
《予習(120分程度)》報告者は,テキストの内容要約と論点を盛り込んだ配布資料を作り,口頭報告の準備をする。 報告者でない者は,テキストを読んで,自分の見解をまとめ,討論に備える。 《復習(70分程度)》毎回,授業(報告・議論)で得た知見を整理し,次回以降の授業やレポートの作成に活かす。 レポートをまとめ,指示された締切までに担当教員へ提出する。提出方法は(メールに添付/Moodleへの提出)担当教員の支持に従うこと。
所要時間: 190分
スケジュール
- ガイダンス ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
- 導入1(要点をつかむ・メモをとる・自分の考えを出す,など)
- 導入2(レジュメを作る・口頭報告する,レポートのまとめ方について,など)
- 学生の口頭発表と議論1
- 学生の口頭報告と議論2
- 学生の口頭報告と議論3
- 学生の口頭報告と議論4
- 中間総括,議論を深める技術(コメント・反論・司会など)
- 学生の口頭報告と議論5
- 学生の口頭報告と議論6
- 学生の口頭報告と議論7
- 学生の口頭報告と議論8
- 学生の口頭報告と議論9
- レポートについてのコメントと今学期のまとめなど
教科書
以下の3冊を必ず用意すること。
歴史家の調弦
著者: 上智大学文学部史学科 編
出版社: SUP上智大学,2019年
歴史家の窓辺
著者: 上智大学文学部史学科 編
出版社: SUP上智大学出版,2013年
歴史家の散歩道
著者: 上智大学文学部史学科 編
出版社: SUP上智大学出版,2008
参考書
書籍情報はありません。