歴史学入門演習

文学部 - 史学科

HHT10201

コース情報

担当教員: 大川 裕子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火5

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

30%

授業参加

30%

レポート

40%

その他

毎回出席が前提(原則)。 欠席・遅刻などの場合は,必ず担当教員に連絡をすること。

0%

詳細情報

概要

この演習は「歴史学研究入門」の講義で学んだ「歴史の学び方」を,実践によって確実に自分の身につけ,2年次からの「史学教養演習」「(史料・原書)講読演習」へスムーズに入れるよう,必要充分なアカデミック・スキルを獲得することを目標とする。 中心になるのは, a)文章の要点をつかみ,メモを取り,要約する, b)自分の意見を加え,口頭報告の配布資料(レジュメ)を作る, c)口頭報告し,議論する, という一連の作業である。メンバー全員がこの作業を行った上で, d)(自分以外の)報告についてまとめたレポート(1500字)を書いて提出する。 また,設定されたテーマで1分間スピーチをおこなう。 これらの訓練によって,必要なスキルの獲得をめざす。 日本史・世界史のどちらで受験したか,また将来どのゼミ(専攻)に進みたいかにかかわりなく5クラスを編制し(クラス分けは史学科がおこなう),同時並行で進める。

目標

2年次以降,アジア・日本史系あるいはヨーロッパ・アメリカ史系のどの専攻に進んでも必要とされる,以下のようなアカデミック・スキルを獲得する。 1)論文を読解し,その要旨をつかむ。 2)論文の要約に自分の意見を加えて,口頭報告用のレジュメを作る。 3)口頭報告をして,問題(論点)を提起する。 4)参加者全員で討論をする。 5)これまでの報告や討論をふまえ,(自分の報告以外の)報告についてまとめたレポート(1500字)を作成する。

授業外の学習

《予習(120分程度)》報告者は,テキストの内容要約と論点を盛り込んだ配布資料を作り,口頭報告の準備をする。 報告者でない者は,テキストを読んで,自分の見解をまとめ,討論に備える。 《復習(70分程度)》毎回,授業(報告・議論)で得た知見を整理し,次回以降の授業やレポートの作成に活かす。 レポートをまとめ,指示された締切までに担当教員へ提出する。提出方法は(メールに添付/Moodleへの提出)担当教員の支持に従うこと。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
  2. 導入1(要点をつかむ・メモをとる・自分の考えを出す,など)
  3. 導入2(レジュメを作る・口頭報告する,レポートのまとめ方について,など)
  4. 学生の口頭発表と議論1
  5. 学生の口頭報告と議論2
  6. 学生の口頭報告と議論3
  7. 学生の口頭報告と議論4
  8. 中間総括,議論を深める技術(コメント・反論・司会など)
  9. 学生の口頭報告と議論5
  10. 学生の口頭報告と議論6
  11. 学生の口頭報告と議論7
  12. 学生の口頭報告と議論8
  13. 学生の口頭報告と議論9
  14. レポートについてのコメントと今学期のまとめなど

教科書

以下の3冊を必ず用意すること。

  • 歴史家の調弦

    著者: 上智大学文学部史学科 編

    出版社: SUP上智大学,2019年

  • 歴史家の窓辺

    著者: 上智大学文学部史学科 編

    出版社: SUP上智大学出版,2013年

  • 歴史家の散歩道

    著者: 上智大学文学部史学科 編

    出版社: SUP上智大学出版,2008

参考書

書籍情報はありません。

© 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.