歴史学研究入門
文学部 - 史学科
HHT10100
コース情報
担当教員: 坂野 正則
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
20%
授業参加
30%
レポート
50%
その他
小レポートを提出するほか,学期末に「仮想卒論」の目次と文献一覧を作成する。
0%
詳細情報
概要
入学以来いろいろな機会に,「大学(での勉強)は高校までとはまったく違う」と聞かされたことだろう。歴史学も例に漏れない。ただ,それは良い意味での違いであって,日本史や世界史が苦手だったり嫌いだった人が歴史学を好きになることは,その反対よりもはるかに多い。そのような歴史学のおもしろさや可能性について,「今,ここ」という視点から考えたい。
目標
史学史,歴史研究に必要な諸概念,史料とその利用法,歴史学の社会的位置づけなどについて,基礎的な知識を身につける。
授業外の学習
毎回の授業後は以下の学習(合計250分)を行うことが求められる。 ・授業資料を用いて内容を復習する(60分) ・ムードルにリアクションペーパーを投稿する(30分) ・指定された複数の文献を読む(130分) ・読んだ文献の内容をまとめ次回の授業の準備を行う(30分)
所要時間: 250分
スケジュール
- イントロダクション
- 大学での学び方
- レポート・論文の書き方
- 歴史学の歴史(1):近代歴史学の誕生
- 歴史学の歴史(2):「科学としての歴史学」
- 図書館の利用方法について
- 歴史学の歴史(3):社会史から文化史へ
- 史料とは何か(その1)
- 史料とは何か(その2)
- 歴史学の現在
- 歴史学をめぐるグループディスカッション(1)
- 歴史学をめぐるグループディスカッション(2)
- 歴史学をめぐるグループディスカッション(3)
- 前期のまとめ
教科書
大学の歴史教育を考える会編『わかる・身につく 歴史学の学び方』(大月書店,2016年)
歴史家の散歩道
著者: 上智大学文学部史学科編
出版社: 上智大学出版,2008年
歴史家の窓辺
著者: 上智大学文学部史学科編
出版社: 上智大学出版,2013年
歴史家の調弦
著者: 上智大学文学部史学科編
出版社: 上智大学出版,2019年
参考書
歴史家の工房
著者: 上智大学文学部史学科編
出版社: 上智大学出版,2003年