ドイツ文学研究IVb

文学部 - ドイツ文学科

HGL58800

コース情報

担当教員: 佐藤 朋之

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

30%

リアクションペーパー

20%

レポート

50%

詳細情報

概要

16〜17世紀,戦争と宗教や社会制度における前代未聞の混乱状態のなかで,ヨーロッパ各地で新しい世界像の構築とその表現形式が模索されていた。本授業では,ドイツの文学作品のみならず,この激動の時代に生みだされた美術・工芸,音楽など,さまざまなジャンルの作品を参照しながら,〈驚異〉に満ちた「バロック」という文化現象の諸相を探っていきたい。

目標

バロックの美術や音楽,文学についての理解を深め,ヨーロッパ各地の美術館,教会,劇場,また日本で開催される展覧会などを訪れるさいに,精神史的背景もろとも芸術作品を理解し,楽しむことができるようにする。

授業外の学習

自ら関心をもって,美術書,YouTube,図書館,演奏会,展覧会など,本授業と関連する作品を直に体験できる機会を作ること。

所要時間: 190 分以上

スケジュール

  1. バロック」とは何か(導入) 初回からしっかり授業をおこないますので,必ず受講してください。 以下は,授業で扱う予定のテーマとおおよその回数です。授業の進捗状況により,時間配分を変更する場合があります。
  2. バロックの詩芸術
  3. ヴァニタス(vanity)の絵画的表現1
  4. ヴァニタス(vanity)の絵画的表現2
  5. ルドルフ2世と「驚異の部屋Wunderkammer」1
  6. ルドルフ2世と「驚異の部屋Wunderkammer」2
  7. 世界の拡大と生の不安1
  8. 世界の拡大と生の不安2
  9. グリンメルスハウゼン『ジンプリチッシムスの冒険』1 (バロック文学の特質)
  10. グリンメルスハウゼン『ジンプリチッシムスの冒険』2
  11. バロック「劇場」の理念
  12. バロック期のオペラとバレエ1
  13. バロック期のオペラとバレエ2
  14. まとめ

教科書

MoodleまたはLOYOLAを通じて資料(PDFファイル)を提供します。

    参考書

    書籍情報はありません。

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