文献演習7b
文学部 - ドイツ文学科
HGL52510
コース情報
担当教員: 中井 真之
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
50%
レポート
20%
小テスト等
30%
詳細情報
概要
ゲーテの悲劇『ファウスト』から「天上の序曲」と,第一部の「夜」「書斎(1)」「書斎(2)」等の場面の一部を精読する。個々の用語,モチーフ,素材などを手掛かりとして,その歴史的な背景とゲーテが作品に込めた意図を探っていく。また,民衆本『ファウスト博士』などの他のファウスト文学との比較を通して,ゲーテの『ファウスト』に描かれたファウスト像と悪魔像の独自性,その意味,時代的な特性を考察したい。
目標
ゲーテの悲劇『ファウスト』についての理解を深める。 原典のドイツ語を理解する力を身につける。 先行研究を踏まえた上で,レポートを構想する力を身につける。
授業外の学習
毎回,『ファウスト』のドイツ語テクストの該当箇所をあらかじめ和訳しておくこと。授業では一人一人にあてて訳してもらう。 授業後に,ドイツ語テクストの訳,メモしたことの復習をすること。
所要時間: 190分
スケジュール
- 導入 以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
- ゲーテ『ファウスト』(1)天使の歌
- ゲーテ『ファウスト』(2)神とメフィストの対話
- 小テスト(1) ゲーテ『ファウスト』(3)ファウストの苦悩
- ゲーテ『ファウスト』(4)魔術
- ゲーテ『ファウスト』(5)魔術,地霊の呼び出し
- 小テスト(2) ゲーテ『ファウスト』(6)聖書の翻訳
- ゲーテ『ファウスト』(7)メフィストの登場
- ゲーテ『ファウスト』(8)ファウストとメフィストの対話
- ゲーテ『ファウスト』(9)否定する霊としてのメフィスト
- 小テスト(3) ゲーテ『ファウスト』(10)ファウストの厭世感情
- ゲーテ『ファウスト』(11)契約
- ゲーテ『ファウスト』(12)賭け
- 小テスト(4) 先行研究の紹介,レポート作成にあたって。
教科書
初回時に配布する。
参考書
書籍情報はありません。