文献演習5b

文学部 - ドイツ文学科

HGL52110

コース情報

担当教員: 小松原 由理

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

30%

リアクションペーパー

20%

レポート

50%

詳細情報

概要

文献演習Vaで多和田葉子のラジオ戯曲を扱いましたが,引き続き本授業では多和田葉子の戯曲をじっくり読んでいきます。この最初期の戯曲に置いて多和田は,越境性の原則を,さらに動物/人間の枠組みの問い直しにもドラスティックに適用させています。履修者と共に,昔話や神話,メルヘンやおとぎ話といったあらゆる語りが次々に連結していく物語構造を発見し,楽しみながら,多和田葉子の演劇における身体性とは何か,最終的に考察を深めていきたいと思います。

目標

・ドイツ語のテキストを精読する読解力を身に着けること。 ・翻訳することを通して,相互の文化間に存在しなかった言葉を新たに「創る」ことの可能性と意味を知ること。

授業外の学習

・予習として,毎回の進度に合わせて,辞書などを用いて精読すること(3時間程度)。 ・授業後には,修正などにしっかりと時間をあてること。また授業後に議論されたポイントを意識しながら,必ずテキストを音読すること(復習として1時間程度は必ずとること)。

所要時間: 3~4時間

スケジュール

  1. 多和田葉子の演劇とは何か ※以下のスケジュールは進度に応じて前後する
  2. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt ①
  3. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt②
  4. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt③
  5. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt④
  6. まとめ①上演を確認する
  7. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt⑤
  8. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt⑥
  9. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt⑦
  10. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt⑧
  11. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt⑨
  12. Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt⑩
  13. まとめ②上演を確認する
  14. まとめとレポートについて

教科書

プリントを配布します。

    参考書

    • 多和田葉子の演劇を読む

      著者: 谷川道子/谷口幸代編

      出版社: 論創社

    • ドイツ文学の道しるべ:ニーベルンゲンから多和田葉子まで

      著者: 畠山寛他編

      出版社: ミネルヴァ

    • 多和田葉子/ハイナー・ミュラー:演劇表象の現場

      著者: 谷川道子/山口裕之/小松原由理

      出版社: 2020

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