フランス文学研究7

文学部 - フランス文学科

HFL57900

コース情報

担当教員: 博多 かおる

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

10%

リアクションペーパー

10%

授業内期末試験

授業期間中

40%

中間試験

授業期間中

40%

その他

出席状況は授業参加に含まれています。期末試験を受けなかった場合,評価の対象とはしません。

0%

詳細情報

概要

フランス文学における花・草・木を探求しながら,人間と植物がいかに描かれてきたかを分析します。文学作品の抜粋(原文)を読解した上で,その作品の意義をふまえ,植物と人間の感性・記憶・想像力・時間などのつながりを論じます。

目標

1)小説のフランス語を,辞書や百科事典をつかいながら的確に読みこなすことができるようになる。 2)歴史的・文化的・社会的背景を踏まえて文学作品を読み解くための基礎を学ぶ。 3)文学作品と各種資料を照らし合わせて考察対象を論じるために必要な概念を得る。

授業外の学習

予習としては,指示された箇所を辞書をひいて訳し,疑問点を整理してきてください。復習としては,予習で十分把握できなかった点をおさえながらもう一度該当箇所を読み直し,さらに理解を広げるための文献調査を行ってください。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクションー記憶・感覚と植物(以下の進行については,受講者や状況に応じて少々変更がありえます)
  2. ベルナルダン・ド・サン=ピエール『ポールとヴィルジニー』における異国の花
  3. バルザック『オノリーヌ』における花ー嗅覚革命と女性像,理想を表す青い花
  4. バルザック『谷間の百合」における花束ー花言葉を読み解く
  5. バルザック『村の司祭』(1)ー植物と推理
  6. バルザック『村の司祭』(2)ー植物と象徴,語る木
  7. バルザック『村の司祭』(3)ー植物・環境の再生と人間精神の再生
  8. 中間試験
  9. デュマ・フィス『椿姫』,フローベール『感情教育』における椿と東洋の面影
  10. 『ブヴァールとペキュシェ』等における「旅する植物」
  11. ピエール・ロティ『ロティの結婚』とそれを下敷きにしたドリーヴのオペラ『ラクメ』における毒のある花
  12. ゾラ『ムーレ神父のあやまち』における植物の息吹と誘惑
  13. ユイスマンス『さかしま』における花
  14. 期末試験

教科書

プリントを配布します。

    参考書

    授業中に指示します

      © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.