現代フランス社会論
文学部 - フランス文学科
HFL56900
コース情報
担当教員: 久邇 良子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月2
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
授業内期末試験
授業期間中
60%
小テスト等
30%
詳細情報
概要
この講義では,以下に挙げるフランスの政治社会に関する疑問点に概説を加えていく。①フランス大統領の権限はアメリカ大統領よりも大きい?②大統領の他に首相も存在する? ③フランスの議会は弱い?④大統領と議会との関係は?⑤欧州統合計画はフランスの発案から? ⑥フランスの永遠のライバル・ドイツとの関係は? ⑦フランスの外交政策は伝統的に対米自立路線なのか? ⑦フランスは移民に厳しい? ⑧フランスの極右政党はなぜ勢力を伸ばしているのか?
目標
フランスの政治制度,外交政策,移民政策から,現代フランスの政治社会に対する理解を深めることを目標とする。
授業外の学習
授業で扱った内容について問うクイズを不定期に行うため,復習が必要になる。
所要時間: 200分
スケジュール
- 授業オリエンテーション
- フランスの政治制度 -半大統領制
- フランスの政治制度 -大統領の権限
- フランスの政治制度 -コアビタシオン
- フランスの政治制度 -弱体化した議会
- フランスの外交政策 -ドゴール主義
- フランスの外交政策 -対米関係
- フランスの外交政策 -対独関係
- フランスと欧州統合 -萌芽期の欧州統合とフランス
- フランスと欧州統合 -欧州統合の発展とフランス
- フランスの移民政策 -フランスにおける移民問題
- フランスの移民政策 -ライシテ
- 昨今のフランス政治・社会事情
- 授業内試験
教科書
特定のテキストはなし。必要に応じて資料を配付する。
参考書
ヨーロッパ学への招待 第２版
著者: 加賀美雅弘,川手圭一,久邇良子
出版社: 学文社・2014年
比較行政学入門 ｰヨーロッパ行政改革の動向ｰ
著者: ザビーネ・クールマン,ヘルムート・ヴォルマン著
出版社: 成文堂・2021年