フランス美術論I
文学部 - フランス文学科
HFL56200
コース情報
担当教員: 松浦 寿夫
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
レポート
100%
詳細情報
概要
この授業はフランス近現代美術の作品の分析を通して,個々の作品が内包する理論的な次元に注目すると同時に,その歴史的な条件を検討することを課題とする。対象は絵画,彫刻に限定せず,随時,写真,映画,建築も検討する。成績評価は学期末のレポート(6000-8000字程度)によって行う。この授業の単位取得は極めて困難であるので,関心のない学生の聴講はあらかじめお断りする。
目標
フランス近現代美術の歴史的な枠組みの理解と,個々の作品の理論的な次元の理解。合わせて具体的な作品の分析の手法の習得。
授業外の学習
授業中に指示する参考文献を読み,展覧会を見ること。
所要時間: 190分
スケジュール
- 建築,都市,映像 1 ジャック・タチの作品
- 建築,都市,映像 2 ジャン=リュック・ゴダールとクリス・マルケル
- 自画像の諸問題
- 「起源の絵画」とイメージの定義
- 時間,運動の表象 1
- 時間,運動の表象 2
- 視線の様態 1 シャルダン
- 視線の様態 2 クールベ
- 視線の様態 3 マネ
- 視線の様態 4 「アヴィニョンの娘たち」
- モンタージュという概念について 1
- モンタージュという概念について 2
- 透過性と反射性 1
- 透過性と反射性 2
- 歴史への参照の諸様態
教科書
教科書は用いないが,必要な文献のコピーを随時配布する。
参考書
参考文献は授業中に指示する