文献演習B9

文学部 - フランス文学科

HFL54500

コース情報

担当教員: 永井 敦子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月2

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

10%

リアクションペーパー

10%

授業内期末試験

授業期間中

50%

中間試験

授業期間中

30%

その他

・「中間試験」とは授業内で行うフランス語による共同プレゼンテーションを指します。 ・「期末試験」を受験しなかった場合は,評価の対象としません。 ・「リアクションペーパー」を提出してもらった回の授業に欠席だった場合は,あとからの提出は受付ません。

0%

詳細情報

概要

広義のフランス文学のなかでも,フランス語圏文学への関心は近年高まってきています。本講義では西アフリカの民話のうち,フランス語で表記されたものを主たるテキストとして,テキストの精読方法や分析方法を習得します。加えて,おもに民話を通して,当該地域の植民地時代以前からの歴史や文化の現代における継承のされ方について,理解を深めます。また当該地域と日本の民話を比較し,そこから見えるものについて考えます。 授業ではグループディスカッションを行い,授業の1回ではコートジボワールの研究者をゲストとして招き,グループによるフランス語によるプレゼンテーションと質疑応答も行いますので,そうした活動にも積極的な参加を期待します。

目標

・フランス語で書かれた文学テキストの読解・分析方法を習得する。 ・西部を中心としたアフリカの口承文化遺産への理解を深める。 ・文化や文学の国際比較の視座についての理解を深める。 ・フランス語で口頭による簡単なプレゼンテーションができる。 ・グループディスカッションや共同によるプレゼンテーションを効果的に進めるための方法を体得する。

授業外の学習

【予習】次回の授業で扱う資料や文献を読む。とくに文学テキストについては,訳読だけでなく,テキストの構造,語彙の特徴などを分析的に読み取るようにする。課題がある場合は,その課題に取り組み,質問があれば整理しておく。(60分以上) 【復習】授業で扱った事柄を理解しているか確認し,質問点があれば整理しておく。予告されている課題について,それぞれの時点で用意すべきことを行う。(60分以上) 【個人的な発展】授業で扱った事柄に関連することで,興味を持ったことに関連する文献や動画,絵画や音楽などにあたり,理解を広げ,深める。(70分以上)

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 授業の進め方
  2. 対象地域の地理と歴史 民話の伝承形式
  3. プレゼンテーションの素材となる民話の精読
  4. グループによる分析テーマの抽出と論点の明確化
  5. プレゼンテーションの組み立てと資料作成
  6. <特別授業>民話分析にフランス語によるグループ・プレゼンテーションと講評
  7. 民話のテーマの地域横断性
  8. 日本と西アフリカの民話比較(1)
  9. 日本と西アフリカの民話比較(2)
  10. 共同体と民話(1)
  11. 共同体と民話(2)
  12. 共同体と民話(3)
  13. 民話研究と社会科学
  14. 授業時間内 期末テスト

教科書

・購入していただく教科書はありません。 ・扱う資料は随時MOODLEに掲出しますので,確認し,必要に応じてダウンロードして使用してください。パスワードは授業内でお伝えします。

    参考書

    書籍情報はありません。

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