文献演習B5

文学部 - フランス文学科

HFL54100

コース情報

担当教員: 塩塚 秀一郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

授業参加

50%

定期試験

定期試験期間中

50%

その他

6/12 変更: (授業期間中)授業内期末試験/ In-class final exam 50% ↓ (定期試験期間中)定期試験/Final exam (during exam period) 50%

0%

詳細情報

概要

20世紀フランスの作家ジョルジュ・ペレック(Georges Perec)の自伝的作品『Wあるいは子供の頃の思い出』(W ou le souvenir d'enfance)をフランス語原文で精読する。この作品は,レリスの自伝とともに,二十世紀的な新しい自伝の形式を切りひらいた画期的著作と評価されている。「自伝」と「虚構」の交錯を通じて,「記憶」「書くこと」「死」などの根源的問題について考えてみたい。 授業の進め方は,訳読方式をとる。受講者の能力に応じて,適切な分量を事前に当てておくので,担当者は日本語訳と簡単なコメントを用意しておいて欲しい。

目標

1.平易なフランス語のテクストを正確に理解できるようになる。 2.「自伝」と「虚構」の交錯により,単独では言い得ないことが表現されていることを理解する。

授業外の学習

能力に応じて,無理のない分量を事前に当てておくので,自分の担当箇所については辞書を引き,授業中に日本語訳を提示できるように準備しておくこと。

所要時間: 45分

スケジュール

  1. イントロダクション
  2. ch.1-2
  3. ch.3-4
  4. ch.5-6
  5. ch.7-8
  6. ch.9-10
  7. ch.11-12
  8. ch.13-14
  9. ch.15-16
  10. ch.17-18
  11. ch.19-20
  12. ch.21-22
  13. ch.23-24
  14. 授業中に期末試験を行う。 指定した箇所の日本語訳と簡単なコマンテールを行ってもらう予定。教科書,ノート,辞書は持ち込み可とする。

教科書

受講する場合は,必ずテキストを用意してください。

  • W ou le souvenir d'enfance

    著者: Georges Perec

    出版社: Gallimard, 1993

参考書

書籍情報はありません。

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