英語学概説II
文学部 - 英文学科
HEL70130
コース情報
担当教員: 久保 岳夫
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木5
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
リアクションペーパー
20%
授業内期末試験
授業期間中
40%
小テスト等
30%
その他
リアクションペーパーの提出は毎授業ごとにあります。
0%
詳細情報
概要
本講義では，英語音声の仕組みを母音や子音などの個々の音から，音節構造，音変化，語強勢，文強勢，イントネーションなどの特徴に到るまで具体的な例を参照しながら概観する。可能な限り，多くの英語学習辞典で収録されているアメリカとイギリスにおける標準的な発音とその表記の違いについても言及していく。必要に応じて，日本語における音声現象と比較・対照をしながら英語音声を眺めていく。受講者には，こうした現象を頭の中で考えるだけでなく，実際に声に出して積極的に確認していく作業が求められる。
目標
到達目標は以下の通り ・英語音声学の基本的知識を習得する。 ・IPAを使った英語音声の基本的な記述を理解できるようになる ・IPAを使って英語音声の基本的な現象を記述できるようになる ・英語のリズム・イントネーションを正確に知覚できるようになる
授業外の学習
予習として教科書の事前購読を求める。また，随時配布するハンドアウトや紹介するウェブサイトや動画を見て翌週の講義に臨んでもらいたい。
所要時間: 毎回の授業190分程度の復習が目安。
スケジュール
- Introduction: What is phonetics and why is it important about learning phonetics?
- English Vowels Overview (1): front vowels / back vowels
- English Vowels Overview (2): mid vowels / diphthongs and triphthongs
- English Consonants Overview (1): plosives, fricatives, affricates
- English Consonants Overview (2): nasals, laterals, glides
- Sound Changes and Connected Speech (1): voicing/devoicing, glottal stop, etc
- Sound Changes and Connected Speech (2): assimilation, dissimilation, elision, etc
- Weak forms and Syllable Structure
- Stress Placement (1): word stress and phrase stress
- Stress Placement (2): sentence stress
- Intonation (1): components of English intonation
- Intonation (2): tonality, tonicity and tones
- Intonation (3): several patterns
- Intonation (4): Emphatic heads and others / Final Test
教科書
教科書は学内書店にて購入してください。
英語音声学入門
著者: 松坂 ヒロシ
出版社: 研究社,1986
参考書
『音声学・音韻論』〈日英語対照による英語学演習シリーズ 1〉
著者: 窪薗晴夫
出版社: くろしお出版，1998
English Phonetics and Phonology (4th ed.)
著者: Peter Roach
出版社: Cambridge University Press, 2009