英文法概説II
文学部 - 英文学科
HEL70110
コース情報
担当教員: 長瀬 浩平
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水5
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
レポート
授業内期末試験
授業期間中
詳細情報
概要
英語教師を目指すのであれば,英文法についての知識は必須の能力である。 この前提に立って,このクラスは主に教職課程履修者を対象に英文法の主な項目や文法上の問題を概観し,将来,中学校あるいは高等学校の教壇に立った時にその知識をいかに活用し,自分の行う授業を組み立てることができるか,その能力を身につけることを目的としている。 講義の中心は,担当者による講義,解説と,受講生とのディスカッションや発表(授業内での発言)である。毎回,ある文法の項目に関するテーマに従って,実際の中高での授業場面を想定しながら話を進める予定である。個々の文法事項を中高生に教える際にどのように教えればよいのかを,受講生と一緒にじっくり考えて行きたい。 本当に役に立つ知識や技量というものは,よそから一方的に教えられたものではあるまい。担当者も適宜,解説をする予定であるが,受講生自身が自分の頭を使って考えることが期待されている。自らの頭でものごとを理解しようとすることこそが,何かを学ぶ上では最も肝要なことである。このことを頭に置いて毎回授業に臨んでもらいたいし,また,そういう受講生を歓迎する。 英文法概説Ⅱでは,春学期の英文法概説Ⅰの内容を踏まえて,その応用である「相当語句」として複数の単語の集合体である語句を文法的に考察することに主眼を置く。(ただし,英文法概説Ⅱの受講するのに,英文法概説Ⅰを受講していることを条件にしているわけではない。)
目標
・文法的な議論ができるようになる ・英語教師として必要な英文法の知識を身につける ・英文法のルールを学習者にわかりやすく説明できる ・学習者にとって難しいことが何かを予想し,適切な教育的措置を講じることができる
授業外の学習
・予習:実際の教壇ではその場で咄嗟に対応しなければならないことも多い。したがって,受講者は事前に何かを予習しておく必要は必ずしもなく,その場で咄嗟に自分で考えることが期待されている。ただし,日ごろから英文法に関することに興味をもって,それをある程度の時間,意識している必要はある。(1時間程度) ・復習:授業は前の授業の内容を踏まえて進められるので,授業で扱ったトピックを自分なりに深め,広げ,次の授業に備える。さらに,英文法に限らず言葉(英語・日本語など)一般について関心を持ち,様々なことを考えていること。(1時間程度)
所要時間: 授業前考察:30分 授業後考察:60分 授業外学習:100分
スケジュール
- Introduction:本授業の目的と授業展開について
- 名詞相当語句 1 名詞句(問題提起)
- 名詞相当語句 2 名詞句(考察・ディスカッション)
- 名詞相当語句 3 名詞節(前授業の内容を踏まえた問題提起)
- 名刺相当語句 4 名詞節(考察・ディスカッション) 名詞相当語句 総括
- 形容詞相当語句 1 形容詞句(問題提起)
- 形容詞相当語句 2 形容詞句(考察・ディスカッション)
- 形容詞相当語句 3 形容詞節(前授業の内容をふまえた問題提起)
- 形容詞相当語句 4 形容詞節 (考察・ディスカッション) 形容詞相当語句 総括
- 副詞相当語句 1 副詞句(問題提起)
- 副詞相当語句 2 副詞句(考察・ディスカッション)
- 副詞相当語句 3 副詞節(前授業の内容をふまえた問題提起)
- 副詞相当語句 4 副詞節(考察・ディスカッション) 副詞相当語句 総括
- 秋学期の考察事項の総括と補足
教科書
特になし。担当教員がハンドアウトを用意する。
参考書
参考書は適宜,授業内で紹介する予定である。