英文法概説I

文学部 - 英文学科

HEL70100

コース情報

担当教員: 長瀬 浩平

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水5

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

25%

リアクションペーパー

25%

レポート

15%

授業内期末試験

授業期間中

15%

詳細情報

概要

英語教師を目指すのであれば,英文法についての知識は必須の能力である。 この前提に立って,このクラスは主に教職課程履修者を対象に英文法の主な項目や文法上の問題を概観し,将来,中学校あるいは高等学校の教壇に立った時にその知識をいかに活用し,自分の行う授業を組み立てることができるか,その能力を身につけることを目的としている。 講義の中心は,担当者による講義,解説と受講生とのディスカッションや発表(授業内での発言)である。毎回,ある文法の項目に関するテーマに従って,実際の中高での授業場面を想定しながら話を進める予定である。個々の文法事項を中高生に教える際にどのように教えればよいのか,受講生と一緒にじっくり考えていきたい。 本当に役に立つ知識や技量というものは,他から一方的に教えられたものではあるまい。担当者も適宜,解説をする予定であるが,受講生自身が自分の頭で考えることが期待されている。自らの頭でものごとを理解しようとすることこそが,何かを学ぶ上では最も肝要なことである。このことを念頭において毎回授業に臨んでもらいたいし,また,そういう受講生を歓迎する。 英文法概説Ⅰでは,単語レベルでの考察や,基本文型について考察することに主眼を置き,その応用として,秋学期の英文法概説Ⅱの授業につなげて行く。(ただし,英文法概説Ⅱからの受講を拒否するものではない。)

目標

・文法的な議論ができるようになる ・英語教師として必要な英文法の知識を身につける ・英文法のルールを学習者にわかりやすく説明できる ・学習者にとって難しいことが何かを予想し,適切な教育的措置を講じることができる

授業外の学習

・予習:実際の教壇ではその場で咄嗟に対応しなければならないことも多い。したがって,受講者は事前に何かを予習しておく必要は必ずしもなく,その場で咄嗟に自分で考えることが期待されている。ただし,日ごろから英文法に関することに興味をもって,それをある程度の時間,意識している必要はある。(1時間程度) ・復習:授業は前の授業内容を踏まえて展開されるので,授業で扱ったトピックを自分なりに深め,広げ,次の授業に備える。さらに,英文法に限らず,言葉(英語・日本語など)一般について関心を持ち,様々なことを考えていること。(1時間程度)

所要時間: 授業前考察:30分 授業後考察:60分 授業外学習:100分

スケジュール

  1. Introduction 本授業の目的と授業展開について 次回の授業に向けての課題
  2. 品詞の考察 1 各品詞の把握(考察・問題提起・ディスカッション)
  3. 品詞の考察 2 各品詞の把握(考察・問題提起・ディスカッション)
  4. 品詞の考察 3 各品詞の把握(考察・問題提起・ディスカッション)
  5. 品詞の考察 総括 1 品詞に関する諸問題(考察・問題提起・ディスカッション)
  6. 品詞の考察 総括 2 品詞に関する諸問題(考察・問題提起・ディスカッション)
  7. 品詞の考察 総括 3 各品詞の理解 学習者目線(考察・問題提起・ディスカッション)
  8. 品詞の考察 総括 4 各品詞の理解 学習者目線(考察・問題提起・ディスカッション)
  9. 文型の考察 1 文型を扱う上での諸問題(考察・問題提起・ディスカッション)
  10. 文型の考察 2 文型を扱う上での諸問題(考察・問題提起・ディスカッション)
  11. 文型の考察 3 文型を扱う上での諸問題(考察・問題提起・ディスカッション)
  12. 時制の考察 1 時制の諸問題(考察・問題提起・ディスカッション)
  13. 時制の考察 2 時制の諸課題(考察・問題提起・ディスカッション)
  14. 春学期の考察事項の総括と補足

教科書

特になし。担当教員が適宜ハンドアウトを用意する。

    参考書

    英文法に関する参考書等は,適宜,授業中に紹介する予定

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