SPECIAL TOPICS IN AMERICAN STUDIES 2

概要

スティーヴ・エリクソン(Steve Erickson)の小説 Our Ecstatic Days (2006)は日照りの都市Los Angelesに突如として巨大な湖が出現する物語である。この幻想的な設定は激しい気候変動を経験している今日において,エコクリティシズム/環境批評の観点からどのように解釈できるだろうか。本科目ではエコクリティシズムの基本的かつ重要な鍵概念について学んだ上で,本作品を通読し,他のエリクソン作品にも言及しながら考察を進めていく。毎回30ページ程度,作品を読み進め,議論する。

目標

1) エコクリティシズムの基本的かつ重要な鍵概念について理解を深める。 2) エコクリティシズムの文脈において小説 Our Ecstatic Days (2006)を英語で通読,考察する。 3) 授業内で取り上げた批判的思考,批評の枠組みなどを用いて本作品を分析,批評し明確な言語でそれを論じる。

授業外の学習

指定された箇所を通読する。(予習) 授業での議論を踏まえた上でリアクションペーパーを作成し提出する。(復習) 授業全体を総括した上で期末レポートを作成し提出する。

所要時間: 190分