SPECIAL TOPICS IN BRITISH STUDIES 2

文学部 - 英文学科

HEL61106

コース情報

担当教員: 西 能史

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水1

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

20%

リアクションペーパー

60%

詳細情報

概要

本講義では,ウィリアム・シェイクスピア作『マクベス』を,オックスフォード大学出版局から発売されている英文原典のテキストと翻訳を使用して徹底的に分析します。春学期は,3幕1場まで,秋学期は,3幕2場から最後までを扱い,1年間で作品全体を分析・解説します。 秋学期からのご参加も大歓迎ですが,2週目までに翻訳をすべて読んだ上でご参加ください。 授業の進め方としては,毎回,翻訳の力を借りながら,5~6ページの解釈の多様性を探ります。もちろん,原文も参照します。教師が一方的に説明するのではなく,グループディスカッションを積み重ねて,解釈の難しい箇所を共に解きほぐしたいと考えています。 この本文分析に加えて,毎回の授業の後半では,『マクベス』の批評史,舞台演出,映画を取り上げます。作品理解に必要な,歴史,文化,宗教的背景の説明もします,世界遺産的傑作『マクベス』を通して,文学研究の基礎を学び,その面白さを味わっていただける授業にしたいと考えています。 本講義が,なぜこれほどまでに世界中でシェイクスピアが上演され続けているのかを知るよい機会になると思います。 英文学科生以外の学生諸君の受講も歓迎します。 初回はガイダンスにあてます。参考文献や予習の方法について話をするので必ず参加してください。 時間があれば,毎回精読が終わった箇所を映像で確認するつもりです。 毎回,授業の最後か,翌週の授業の冒頭で,教師が出す問いに対するリアクションペーパーを提出していただきます。

目標

テキストを精読することにより,解釈の多様性を学ぶ。

授業外の学習

予習:授業スケジュールに従い,翻訳を読み,原文にも目を通す。 復習:授業内で考察した内容を各自深化させる。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンスとイントロダクション
  2. 幕2場と3幕3場(77ページまで)
  3. 幕4場(83ページまで)
  4. 幕4場と3幕5場(90ページまで)
  5. 幕6場と4幕1場(95ページまで)
  6. 幕1場(101ページまで)
  7. 幕1場と4幕2場(107ページまで)
  8. 幕2場と4幕3場(113ページまで)
  9. 幕3場(119ページまで)
  10. 幕3場(125ページまで)
  11. 幕1場と5幕2場(131ページまで)
  12. 幕3場と5幕4場(138ページまで)
  13. 幕5場と5幕7場(143ページまで)
  14. 幕7場(151ページまで)

教科書

授業開始までに下記のテキストを紀伊國屋書店のオンライン教科書販売サイト MyKiTS等で各自購入しておくこと。

  • Macbeth ISBN: 9780192862426 2023年度に使用したテキストの新版です。旧版をお持ちの方も新版の購入をお願いします。

    著者: William Shakespeare

    出版社: Oxford University Press

  • 『マクベス』 松岡和子訳 ISBN-13: 9784480033031

    著者: ウィリアム・シェイクスピア

    出版社: ちくま文庫(様々な翻訳がありますが,授業ではちくま文庫版を用います。)

参考書

書籍情報はありません。

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