ENGLISH STUDIES SEMINAR 1

文学部 - 英文学科

HEL58105

コース情報

担当教員: 松本 朗

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火4

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

5%

リアクションペーパー

35%

レポート

60%

詳細情報

概要

文学テクストは,当然のことながら,同時代の思想や哲学と磁場を共有している。本講義・演習では,Bloomsbury社の “Understanding Philosophy, Understanding Modernism”シリーズの顰に倣い,ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(1927)のテクストと19世紀から20世紀の哲学の知見の関係について考察する。基本的には,『灯台へ』をマルティン・ハイデッガー『芸術作品の根源』の芸術論の観点から再考することを試みる。

目標

本演習の目標は,学生が,文学テクストの歴史性や文学史上の位置づけを踏まえた上でテクストを分析する方法を身につけることである。学生は,そうした文学研究法について授業で学んだ上で,学生自身がプレゼンテーションを行い,学期末レポートを書くことで,その方法を実践的に習得する。

授業外の学習

各回の授業で扱われる文献を読んでくること。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション――Virginia Woolfの人生とイギリス文学史におけるWoolfの位置づけ
  2. 世紀前半のイギリス文学史,文化史,政治史,社会史,思想史の文脈 (1)
  3. 世紀前半のイギリス文学史,文化史,政治史,社会史,思想史の文脈 (2)
  4. 半自伝的小説としてのTo the Lighthouse――ヴィクトリア時代の影と変化のきざし
  5. Woolf, To the Lighthouse
  6. Woolf, To the Lighthouse
  7. Woolf, To the Lighthouse
  8. Woolf, To the Lighthouse
  9. Woolf, To the Lighthouse
  10. Woolf, To the Lighthouse
  11. マルティン・ハイデッガー『芸術作品の根源』関口浩訳,平凡社,2008年。
  12. マルティン・ハイデッガー『芸術作品の根源』関口浩訳,平凡社,2008年。
  13. 先行研究の動向の把握とディスカッション
  14. まとめ

教科書

Moodleで文献を提示することもあるので,チェックすること。Woolf, To the Lighthouse (Norton Critical Edition)については学生が各自で購入することが望ましい。

  • To the Lighthouse

    著者: Woolf, Virginia

    出版社: Norton Critical Editions, 2023

  • 『芸術作品の根源』

    著者: マルティン・ハイデッガー(関口浩訳)

    出版社: 平凡社,2008年。

参考書

書籍情報はありません。

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