STRUCTURE OF THE ENGLISH LANGUAGE 2

文学部 - 英文学科

HEL10720

コース情報

担当教員: 小河 舜

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

定期試験

定期試験期間中

80%

詳細情報

概要

人間の言語では,同じ内容を示すのにも様々な異なる表現が使われる。また,その時使われる文法構造や語彙,話題の進め方は,相手との関係性やその場の文脈,前後の関係などの様々な要因によって変化する。本講義では,前期に学習した基本的な英語の文法事項を土台にして,それらの文法や表現の差異が実際の文脈でどのような機能を担っているかを学ぶ。加えて,語用論やポライトネス理論を概観し,日本語と英語の表現方法の違いを学習するとともに,英文法を現実の文脈とつながった知識として習得することを目指す。

目標

・英文法とその特徴が実際の英語においていかに機能しているかを学び,「文法」と「実際の英語」を関連づけて理解できるようになる。 ・異なる文法構造や語彙,発音などを使うことがどのような違いをもたらすのか理解する。 ・学習した表現や概念を実際の英語の学習や指導に活かせるようになる。

授業外の学習

【予習】(60分程度) ・出された課題に目を通し,自分の文法知識で理解ができない箇所を明確にしておく。 ・出された課題の意味を考えた上で,その文が実際の文脈で果たす機能について考える。 【復習】(130分程度) ・学習した文法項目を自身のノート等を使って確認し,理解を深める。 ・授業で学習した文法事項とそれらが実際の文脈で果たす機能とのつながりを明確にする。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 時制と意味1
  2. 時制と意味2
  3. 法助動詞の機能と意味
  4. 言語の普遍性と相対性1
  5. 言語の普遍性と相対性2
  6. スタイルとレジスターについて
  7. 会話分析1
  8. 会話分析2
  9. 語用論1(スピーチ・アクト)
  10. 語用論2(協調の原理,指示語用論)
  11. 語用論3(他分野との関わり)
  12. ポライトネス理論1
  13. ポライトネス理論2
  14. ポライトネス理論3

教科書

ハンドアウト教材,パワーポイント資料を使用する。関連する資料は適宜授業内で指示する。

    参考書

    • 英語の使い方

      著者: 今井邦彦

      出版社: 大修館書店, 1995

    • 〈英文法〉を考える

      著者: 池上嘉彦

      出版社: 筑摩書房, 1995

    • 改訂版 社会言語学—基本からディスコース分析まで

      著者: 岩田祐子, 重光由加, 村田泰美

      出版社: ひつじ書房, 2022

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