STRUCTURE OF THE ENGLISH LANGUAGE 1
文学部 - 英文学科
HEL10710
コース情報
担当教員: 小河 舜
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
定期試験
定期試験期間中
その他
全体の3分の1を超える欠席がある場合単位取得不可。
詳細情報
概要
■ 現代英語には,一般的な文法の知識では説明しきれない特徴が多く存在する。そのような特徴を持つ英語に触れた時,高校までに学習した文法知識が無用であったと思うかもしれない。しかし,これらは現代英語の持つ言語的特徴の豊かさゆえの特徴である。現代英語を深く理解するには,規範となる文法知識を深めること,そして文法が実際の英語でどのように表れ,機能しているかを知る必要がある。また,学校文法で得た知識をさらに細分化して捉えることで,英文法の理解が深まることもある。英語教育に従事しようとする者にとっては,これらの英文法の深い理解が特に重要なものとなる。 ■ 本講義では,学校文法を土台に,英文の深い理解に資する重要な文法項目を取り上げ,実際の英文を使いながら解説する。また,それらの文法項目が実際の英語で使用される時,どのような機能や相違,特徴を生むのかについても,歴史的な発達過程やコーパスによる言語資料を示しながら考察していく。
目標
・規範文法の見解や立場を学ぶことで,中高で学習した英文法の知識をさらに深める。 ・文法の知識を活かして,複雑な英文を読み解くことができるようになる。 ・英語の書き言葉と話し言葉の違いを把握し,英語を正確に理解する文法知識を身につける。
授業外の学習
【予習】(60分程度) ・出された課題に目を通し,自分の文法知識で理解ができない箇所を明確にしておく。 【復習】(130分程度) ・学習した文法項目を自身のノート等を使って確認し,理解を深める。 ・授業で扱われた英文を,学習した文法知識を駆使して理解できるようにする。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- 書き言葉と話し言葉の文法/「英文法」の歴史
- 文の要素と品詞
- 動詞と文型について1
- 動詞と文型について2
- 動詞と文型について3
- 相当語句
- 要素の移動
- 補部と付加部
- 英語の法・時制・態について1
- 英語の法・時制・態について2
- 英語の法・時制・態について3
- 関係詞の用法
- 分詞・不定詞・動名詞の歴史と用法
- 冠詞・名詞の用法
教科書
ハンドアウト教材,パワーポイント資料を使用する。関連する資料は適宜授業内で指示する。
参考書
現代英文法講義
著者: 安藤貞雄
出版社: 開拓社, 2005
英文法解説
著者: 江川泰一郎
出版社: 金子書房, 1991
英文法を撫でる
著者: 渡部昇一
出版社: PHP研究所, 1996