教育学特殊講義Ⅲ -教育データ分析-
総合人間科学部 - 教育学科
HED62600
コース情報
担当教員: 須藤 康介
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
24%
レポート
30%
授業内期末試験
授業期間中
46%
詳細情報
概要
児童・生徒を対象とした質問紙調査(いわゆるアンケート調査)の実施方法を学ぶとともに,調査で得られたデータを分析するための基礎的な手法を身につける。具体的には,神奈川県の公立中学生約3000名を対象とした実際の調査データの分析を行い,各自が簡単なレポートを作成する。そして,教育現象をデータで描くという視点と技能を習得する。
目標
ケータイ所有と授業熱心度はどのように関連しているのか。性別によって友人関係はどのように異なるのか。家庭環境が子供の自己肯定感に与える影響はどのようなものか。教育調査はこれらの問いに対して,データで示唆を与えてくれる。卒業研究や将来の仕事で,児童・生徒を対象とした質問紙調査を実施・分析できるようになる。
授業外の学習
【必要な学習】毎回の授業内容の復習が求められる。所要時間は学生によって異なる。 【履修上の注意】中学校レベルの数学が必要になる。(高校レベルの数学は必須ではない)
所要時間: 大学設置基準に基づけば,毎回の授業に対して約190分の事前・事後学習が求められる。
スケジュール
- オリエンテーション
- 教育調査の手順
- データ処理の基礎
- クロス集計の実施(実習)
- クロス集計の応用(実習)
- 回帰分析の原理
- 重回帰分析の手順(実習)
- ロジスティック回帰分析の手順(実習)
- 論文の講読「自己否定感」
- 論文の講読「親の期待」
- レポート発表
- 因子分析の手順(実習)
- マクロデータの収集(実習)
- 総括
教科書
プリントを配布する。
参考書
『新版 文系でもわかる統計分析(電子版)』
著者: 須藤康介・古市憲寿・本田由紀
出版社: 朝日新聞出版,2024