国際教育開発学演習 I *
総合人間科学部 - 教育学科
HED55000
コース情報
担当教員: 小松 太郎
単位数: 2
年度: 2024
学期: 1クォーター
曜限: 金1, 金2
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
詳細情報
概要
本演習では,開発途上国における教育と開発,および教育分野における国際協力をテーマに議論を行う。また,紛争・災害被災地における教育の役割について考察する。途上国や被災国の多くは,極度の貧困や格差,安全,多民族共存・共生といった課題を抱えている。このような社会の教育課題に対する理解を深め,その解決策や改善策を考える。学期中は,オンラインで国外の大学生と合同セッションを行う可能性がある(夕方~夜間の時間帯の可能性あり。他の科目受講と重なっている場合は非同期型の参加などを検討する)。
目標
受講生は,文献購読を通して国際教育開発学における代表的な理論,主張,課題を確認すると同時に,学術研究の考え方・研究枠組み・論文形式について理解を深める。また,文献検索ワークショップや研究論文の批判的検討,小論文の執筆などを通じて,「効率的」に情報を収集し,「批判的」に物事を分析し,「論理的」に自身の主張を展開する能力を身に付ける。積極的に質問・意見をする「瞬発力」も養いたい。履修人数やCOIL(海外の大学とオンラインで繋いだ協働学習)の実施などにより,授業内容とスケジュールを調整するので,ムードルに掲出する詳細な授業シラバスを参照のこと。
授業外の学習
受講生は,毎週課題文献を読み,自身の考えをまとめ,ディスカッションに備える。学期中に小論文を書いて提出し,フィードバックを得る。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- ガイダンス:授業の目的と進め方
- 国際教育開発学の領域
- 国際教育開発学の関連理論:近代化論・従属論・ポストモダニズム
- 国際教育開発学の関連理論:人的資本・文化資本・社会関係資本
- 国際教育開発学の関連理論:教育改革のダイナミクス
- 国際教育開発学の関連理論:教育と紛争・平和
- 文献検索ワークショップ(図書館)
- 国際教育開発学の調査手法:定性的調査(インタビュー調査とコード分析)
- 国際教育開発学の調査手法:定量的調査(質問票調査と統計的分析)
- 国際教育開発のトピック:基礎教育
- 国際教育開発のトピック:高等教育
- 国際教育開発のトピック:ノンフォーマル教育
- 国際教育開発のトピック:教育とジェンダー
- まとめと今後の展望
教科書
概論で使用した教科書および教員が選ぶ課題文献(PDF)を使用する。
『途上国世界の教育と開発』
出版社: 上智大学出版
参考書
書籍情報はありません。