国際教育開発学 II
総合人間科学部 - 教育学科
HED54900
コース情報
担当教員: 小松 太郎
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火5
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
30%
レポート
40%
その他
グループ発表(30%)
30%
詳細情報
概要
本講義では,開発途上国における教育ガバナンス(教育政策・行政,学校運営)に焦点を当てて,その実態と課題について理解を深める。開発途上国は,極端な貧困と格差,多文化共生の課題を抱えており,教育はこれらの課題と密接な関係にある。また,途上国の教育政策や教育改革は,国際機関やそれらが形成する体制(レジーム)の影響を受けている。本講義では,国内外の様々な要因に影響を受ける開発途上国の教育ガバナンスについて,特に持続可能な開発目標で掲げられている「公平性」と「インクルーシブ性」の観点から考え,教育機会提供のあり方を幅広い視野で分析する能力を養う。 毎回,課題文献を提示する。受講生は課題文献を読んで授業に備える。授業では,講義の他に,グループ・ディスカッションを多用する。授業中に受講生からの質問と意見を求めるため,授業参加への積極的な姿勢が望まれる。 履修人数等により,授業内容やスケジュールを調整する。ムードルに詳細な授業シラバスを掲出する。
目標
受講生は,国内外の様々な要因に影響を受ける開発途上国の教育政策と行政,学校運営制度について理解を深め,教育ガバナンスのあり方について幅広い視野で考える能力を身に付ける。
授業外の学習
受講生は,毎回,課題文献を読み込み,議論に備える。学期中にグループプレゼンテーションを行う。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- オリエンテーション:授業の進め方
- 教育政策における平等と公平性
- グローバル時代の教育政策
- グローバル教育ガバナンス①
- ローバル教育ガバナンス②
- 地方教育行政
- 紛争後社会の教育行政制度
- 自律的・住民参加型学校運営
- NGOによる教育機会提供
- 宗教団体による教育機会提供
- 教育政策と公平性の課題:教育と多文化共生
- 教育政策と公平性の課題:インクルーシブ教育
- 教育政策と公平性の課題:教育事業評価
- まとめ
教科書
課題文献リストを授業の初回に配布する。課題文献は英語のものも含む。
『途上国世界の教育と開発-公正な世界を求めて』
出版社: 上智大学出版(2016年)
参考書
書籍情報はありません。