教育社会学演習 II

総合人間科学部 - 教育学科

HED53000

コース情報

担当教員: 相澤 真一

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水1

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

20%

レポート

80%

その他

レポート80%は,期末レポートだけでなく,中間レポートを課し,こちらが10%,期末レポートが70%を占める予定です。

0%

詳細情報

概要

秋学期を通じて1,2冊程度の計量分析の教科書をじっくりと読み合いながら,有名な論文の結果の再現や関連研究・文献の紹介を行っていきます。PCを用いた練習問題を一緒に解きながら,計量分析の考え方・使い方を身に付けていきます。%と中学校の一次関数以上の数学の前提知識は必要ありません。今まで数字を使った分析をしたことがない方の挑戦を歓迎します。なお,分析に用いるソフトは受講生たちと相談しながら,SPSSかRにするか決めます。 合わせて,一年間を通じて,研究テーマをそれぞれ決めながら発表してもらう機会を設け,学期末には8000字から10000字程度のレポートを仕上げてもらいます。

目標

1.計量データを用いた研究を構想できるようになる。 2.計量データを自分で動かすことができるようになる。 3.実証分析を含めた論文を執筆できるようになる。

授業外の学習

毎週のデータ分析の課題は必ず取り組むようにしてください。また,受講生と日程調整の上,数回,研究計画の報告を行ってもらいます。 データ分析課題は,手法の理解60分,実際の分析の遂行に120分,レポートの作成に60分程度を要する内容の課題を課します。手を動かすことによって分析内容を理解できるようになるはずです。後半では,120分程度の文献の読解と120分程度のレジュメの作成を要する文献講読課題を課します。また,研究計画書の作成に当たっては,毎週4時間程度,研究に費やした成果を報告するようにしてください。

所要時間: 240分程度。

スケジュール

  1. イントロダクション・担当者決め
  2. データの基本的な分析の仕方の紹介。
  3. クロス表と変数作成の方法。
  4. クロス表の検定。
  5. 重回帰分析。
  6. ロジスティック回帰分析。
  7. 分析内容の中間報告。
  8. 論文講読(1)まずは簡易な計量分析の論文を読む予定です。
  9. 論文講読(2)少し複雑な計量分析の論文を読む予定です。
  10. 論文講読(3)第13回に報告される予定の方の研究計画に応じた論文を読む予定です。
  11. 論文講読(4)第14回に報告される予定の方の研究計画に応じた論文を読む予定です。
  12. 文献講読 データ分析と他の研究方法を組み合わせた論文を読む予定です。
  13. 各自の研究報告(1)履修者の半分の方に発表してもらいます。
  14. 各自の研究報告(2)・まとめ。もう半分の方に発表してもらいます。

教科書

教科書は特に用いない。論文をしばしば扱うので,それは授業中に配布方法を指示する。

    参考書

    授業内容の理解の助けになる参考書を挙げますので,必要に応じて参照してください。

    • SPSSによる実践統計分析

      著者: 林雄亮・苫米地なつ帆・俣野美咲

      出版社: オーム社・2018年

    • Rによる多変量解析入門 データ分析の実践と理論

      著者: 川端一光・岩間徳兼・鈴木雅之

      出版社: 2018

    • 統計学が最強の学問である[数学編]

      著者: 西内啓

      出版社: ダイヤモンド社・2017年

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