学校臨床社会学演習 II

概要

現代社会における教育をめぐる様々な問題について討議することを通じ,卒業論文に向けて各自の研究課題を明確化していく。また,参加者には演習での文献講読だけではなく,各自の研究課題に関する先行研究のレビュ―や資料の整理が求められる。また,文献講読と平行して,インタビュー調査や言説分析などの各種の質的方法論について学び,生徒・学生,教師等から話を聞いたり,新聞記事の言説分析をした結果などを報告する機会を設けたい。

目標

1.講義で扱うテーマについて理解を深め,問題の実態や背景について理解する。 2．教育の機会,階層と教育,子どもの貧困などに関する文献について,ある程度の知識を得る。 3．問題の所在と今後明らかにすべき課題について自分なりの理解を持つ。 4．質的方法論について学び,各自で調査に取り組む。

授業外の学習

１．予習として文献の講読とコメントの作成を行う。 ２．各自の研究課題に関連する先行研究をレビューする。 ３．各自の研究課題に即して,それぞれ調査や資料収集を進める。

所要時間: 190分