日本教育史 II
総合人間科学部 - 教育学科
HED51300
コース情報
担当教員: 湯川 嘉津美
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
15%
レポート
85%
詳細情報
概要
日本教育史Ⅰでの学習を基礎としながら,子ども観・教育観,教育文化,女子教育,幼児教育,自由教育,国際教育など,テーマ別に歴史的検討を行い,今日の教育問題を考える手がかりとしたい。
目標
1)日本教育史の分野における基礎知識を修得する。 2)近世以降の日本の教育の歴史的展開について,思想史の立場から理解できるようになる。 3)今日の教育をめぐる問題を歴史的に考察する力を身に付ける。
授業外の学習
1)近世以降の日本の教育史について,事前の予習を行うこと。 2)授業後,復習を行い,リアクションペーパーに自分の意見をまとめて提出すること。 3)小レポートを2回課すので,授業内容を踏まえた上で,テーマを設定し,参考文献を用いながら意見をまとめること。 4)最終レポートは,日本教育史に関するテーマを自由に設定し,各種の参考文献・資料を用いてまとめること。
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション
- 近世~近代における子ども観・教育観の展開(1)-民衆の子育ての習俗と子ども観-
- 近世~近代における子ども観・教育観の展開(2)-間引きと子育て-
- 近世~近代における子ども観・教育観の展開(3)-桃太郎と日本人-
- 学校文化の形成史(1)-試験と競争-
- 学校文化の形成史(2)-行事・教具・制服からみる日本の学校文化史-
- 女子教育の成立と展開(1)-良妻賢母主義教育の成立-
- 女子教育の成立と展開(2)-女子の高等教育をめぐる論議-
- 女子教育の成立と展開(3)ー女性の就労と教育・労働問題ー
- 幼児教育の歴史(1)-幼稚園の成立と展開-
- 幼児教育の歴史(2)-教育玩具のパラドックス:近代日本における玩具への教育的関心をめぐってー
- 大正期における自由教育と国際教育(1)-新教育運動の性格-
- 大正期における自由教育と国際教育(2)-国際教育論の展開-
- 戦時下における教育学の再編
教科書
毎回授業用資料を配布し,それに従って授業を行う。
参考書
書籍情報はありません。