国際教育開発学 I

総合人間科学部 - 教育学科

HED21100

コース情報

担当教員: 小松 太郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火2

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

50%

レポート

50%

その他

成績評価の内容ついては,ムードルに掲出する詳細な授業シラバスを参照のこと。

0%

詳細情報

概要

1990年に,国際キャンペーン「すべての人に教育を」(Education for All)が始まり,教育アクセスは拡充した。しかし,未だ世界には教育を受ける機会を享受出来ていない子どもたちが多くいる。また,学校に通えても最低限の質が担保された教育を受けられない子どもが大勢いる。さらに,彼らが受けている教育は,人間の尊厳を守り,公正な社会の構築に資しているのだろうか。本講義では,これらの課題について考え,その解決策を探る。授業の進め方については,詳細なシラバスをムードルに掲出するので参照すること。

目標

国際教育開発に係る諸理論を理解する。また,それらを使って開発途上国の教育や国際教育協力を説明・分析できる。

授業外の学習

受講生は,毎回,課題文献を読み,授業中に行うディスカッションに備える。課題文献はムードル(Moodle)からダウンロードする。課題文献を読む際に,自身の考察を余白に記し,講義に参加する前に目を通すこと。この作業を踏まえて,授業中の議論に積極的に参加してもらう。

所要時間: 190 分以上

スケジュール

  1. オリエンテーション:講義の目的と進め方
  2. 開発途上国の教育課題概観
  3. 国際教育開発の視点:経済開発のための教育
  4. 国際教育開発の視点:社会開発・人間開発のための教育
  5. 国際教育開発の視点:内発的発展のための教育
  6. 途上国世界の教育課題:学校と教育開発
  7. 途上国世界の教育課題:識字・ノンフォーマル教育
  8. 国際教育協力のアプローチ:非政府組織(NGO)による教育支援
  9. 国際教育協力のアプローチ:政府開発援助(ODA)機関による教育支援
  10. 国際教育協力のアプローチ:国際機関による教育支援
  11. 緊急期における教育(Education in Emergencies)
  12. 教育と平和構築:分析の基本的枠組み
  13. 教育と平和構築:市民性教育・コンタクト仮説
  14. まとめ

教科書

毎回,指定された教科書の該当章および参考文献を読んでくる。

  • 『途上国世界の教育と開発-公正な社会を求めて』

    出版社: 上智大学出版(2016)

参考書

書籍情報はありません。

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