教育社会学 I
総合人間科学部 - 教育学科
HED10200
コース情報
担当教員: 相澤 真一
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
30%
定期試験
定期試験期間中
70%
詳細情報
概要
社会学も教育学も初めて学ぶ方のために,まず社会学の考え方を紹介しながら,そこから教育や学校とはどのように見ることができるのかについて紹介する。日本社会を対象として,随時教育社会学・社会学の見方を伝えながら,教育と社会の関係を扱っていく。
目標
1.教育を見る社会学的な視点を持つことができるようになる。 2.社会学,社会科学の基本的な概念について理解する。 3.日本社会における教育と社会の関係を捉えることができるようになる。
授業外の学習
授業の最後に毎回,その時の授業の振り返りと次回の授業に向けた課題の両方を提示します。提出はmoodleに一括し,翌週火曜正午までに出してもらいます。詳しくは第1回に説明いたします。 振り返り課題の作成に50分程度,翌週授業のテキストの読解とクイズの回答に100分程度,以上を踏まえた次回の授業に向けた課題を50分程度を見込んで課題を出します。
所要時間: 200分
スケジュール
- イントロダクション・教育社会学と社会学の考え方
- 「あなたは誰?」「学校はどういう場所?」(教科書第1章)
- 「試験と学歴から考える教育」(教科書第2章)
- 「格差と不平等から考える教育」(教科書第3章)
- 「教育の場としての家庭」(教科書第4章)
- 「ジェンダーと子育て」(教科書第5章)
- 「学校のなかの家族」(教科書第6章)
- 「見えない教育問題」(教科書第7章)
- 「「問題」は作られる」「善と悪の間から」(教科書第8章)
- 「「子どものため」の陥穽」(教科書第9章)
- 「マイノリティの子どもの排除と包摂」(教科書第10章)
- 「移民の子どもの多様な学びの場」(教科書第11章)
- 「ともにつくる教育と社会へ」(教科書第12章)
- 今学期のまとめ。
教科書
2023年1月出版の新しい教科書です。手元に教科書があることを前提として進めます。
これからの教育社会学
著者: 相澤真一・伊佐夏実・内田良・徳永智子
出版社: 2023
参考書
教育社会学
著者: 飯田浩之・岡本智周編
出版社: ミネルヴァ書房・2018年
社会学用語図鑑
著者: 田中正人・香月孝史
出版社: プレジデント社・2019年
大学4年間の社会学が10時間でざっと学べる
著者: 出口剛司
出版社: 角川書店・2019年