文章構成法 IV
共通 - 全学共通
GST30060
コース情報
担当教員: 服部 隆
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水1
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
その他
リアクションペーパー(出席状況を含む)20%,期末レポート40%,その他(課題作文4回)40%。課された作文・レポートをすべて提出していること,出席が3分の2を越えていることが評価の最低条件で,この条件を満たしていない場合は不合格とする。
詳細情報
概要
この授業では,文の構造を確実に把握し,日本語表現の基本条件を正確に理解した上で,修辞などの技法を習得し,相手に正確に伝達される文章を書く技術を,叙事文・説明文・意見文などの複数の文章ジャンルにわたって身につけることを目指す。 また,すでに「思考と表現」を受講済みの学生にとっても,引き続き知識の習得と実践を積み重ねていくことのできる授業を目指すとともに,日本語の文章表現を文法・文体の観点から考えたい。 具体的には,文章を書く際の手順を1つ1つ解説するとともに,実際に作文を4回提出してもらい,そのいくつかを取り上げながら,どのように推敲すればよいかについて受講学生と一緒に考え,リアクションペーパーの形で提出してもらう。合わせて,学期末には各自小説を1編選び,作品研究をレポートする。 なお,作文の添削・返却は,可能なかぎり行うよう努めたい。また,以下の注意も確認のうえ,受講されたい。 ※学生の学習活動と提出物とは,今後の指導に活かすための研究対象となる可能性がある。 ※提出物は学生本人の許可なく,匿名性を保ったうえ当該授業内で取り上げるほか,次学期以降の教材となる可能性がある。
目標
・意見文のみならず,さまざまなジャンルの文章の書き方を習得する。 ・他者が書いた作文に対して,的確なアドバイスができる。 ・上記の目標を達成するために必要な日本語の文法・語彙・表記に関する知識を身に付ける。 ・上記の活動を通して,日本語,日本文学に関わる教養を合わせて身につける。
授業外の学習
課題作文[800字以内]4回,期末レポート作成準備(適宜選んだ小説を読んだうえで研究ノート[1200字程度]を作成),期末レポート[2000字以上]。それぞれ授業の前後に時間を取り,取り組むこと。
所要時間: 190分
スケジュール
- /02 はじめに ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
- /09 文章を書く手順
- /16 国語辞典の話 【課題作文提出】
- /23 文・ことば・表記(1)
- /30 材料の収集と選択
- /06 文・ことば・表記(2) 【説明文提出】
- /13 主題の選択
- /20 材料の配列 【意見文提出】
- /27 文・ことば・表記(3)
- /04 アウトラインの作り方
- /11 期末レポートについて 【報告文提出】
- /18 日本語の文体
- /08 段落とトピックセンテンス
- /15 まとめ 【期末レポート提出】
教科書
電子書籍版の森岡健二監修『新版 文章構成法』(東海教育研究所 2023年電子第1版 ISBN:9784486013679 \1,650)を使用する。紀伊國屋書店電子書籍システムKinoppyで販売するため,学生は,紀伊國屋書店のオンライン教科書販売ストアMyKiTSで購入すること。
新版 文章構成法
著者: 森岡健二
出版社: 東海教育研究所 2023年
参考書
授業時に適宜紹介する。