文章構成法 II
共通 - 全学共通
GST30040
コース情報
担当教員: 福井 拓也
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木1
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
レポート
その他
課題作文 ※実習を中心とするため,欠席は4回で不合格(遅刻は2回で欠席1回扱い)。また期末レポートが提出されなければ不合格とする。
詳細情報
概要
森岡健二[監修]『文章構成法』を読み進めることで日本語表現の基本条件を確認すると同時に,様々なジャンルの文学テクストや派生ジャンルの性質を具体的に検討することで,1年次必修の「思考と表現」を通じて身につけた力を深めつつ,正確にして魅力的な文章を書くためのスキルを実践的に身につけていく(またその前提としての読むためのスキルを身につけていく)。具体的には講義スケジュールに記した4回の課題作文(添削のうえ返却する)と期末レポート(2000字程度),その他いくつもの実習に取り組んでもらう。また提出された課題作文その他は授業内で教材として活用し,巧みな表現や修正点を考え,味読するうえでのヒントとする(そのための時間・機会を設ける)。
目標
1. 日本語の文法・語彙・表記・修辞に関する知識を身につける 2. 意見文のみならず様々なジャンルの文章の書き方・構成法を学ぶ。 3. 他人の書いた文章に的確な鑑賞・ コメント・アドバイスを付せられるようになる。 4. 上記の活動を通して日本語,日本文学に関する教養を身につける
授業外の学習
授業後には教科書を丁寧に読み返し,よく内容を理解すること。前述の通り提出された課題作文は授業内で教材として使用される。推敲をかさね,他人に見られて恥ずかしくない文章を作成すること。また期末レポートの作成には十分な時間を費やすこと。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション(※以下は予定であり,授業の進捗状況,受講生の関心に応じて,各テーマの回数は変更することがありうる)
- 文章を書く準備
- 文章を書く手順【課題作文:自由文】
- 感想文を書く
- 文・ことば・表記
- 文・ことば・表記(つづき)
- 主題の選択【課題作文:意見文】
- 材料の収集と選択・配列
- アウトラインの作り方+段落とトピック・センテンス【課題作文:書評】
- わからないことの面白さ
- 修辞の工夫(短編小説・歌謡曲)
- コピー研究+修辞の研究【課題作文:修辞の実践】
- 修辞の検討(句会体験)
- 作品研究+レポート執筆上の注意点【期末レポート:作品研究】
教科書
授業内で使用するため,以下のテキストを必ず購入すること。
新版 文章構成法(電子書籍版)
著者: 森岡健二監修
出版社: 東海大学出版会・1995年
参考書
授業中に適宜紹介する。