知の探求

共通 - 全学共通

GST20210

コース情報

担当教員: 梅田 孝太

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水1

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

10%

レポート

20%

その他

ワークシートなどの提出物(30%),プレゼンテーションの内容(20%×2)

70%

詳細情報

概要

この授業では,生涯にわたる学びの基盤形成の一環として,「問い」を起点とする広い意味での哲学的な思考法を身につけ,それをもとにして自分野のみならず異分野の学問領域についても分野横断的に知を探求しようとする態度と実践方法を身につけることを目指す。 (哲学的思考)この授業における哲学的思考は,自分がいかなることがらに関心を持ち,違和感を覚え,理解を深めようとしているのかを批判的に省察することを通じて「問い」を立て,それを起点として世界の認識に変化を生じさせる知的な営みのこととする。 (自分野理解)自分の所属学科の研究分野について理解を深め,グループワークで他学科の学生に説明する。その際,自分野の歴史と最先端の研究内容についての事前のリサーチが求められる。 (異分野理解)自分の所属する学科とは異なる研究分野について学び,学際的な思考を身につける。具体的には異分野の新書の内容をまとめてグループワークで発表する。学問的な内容のものに限り,処世術や自己啓発の内容のものは除く。 以上のグループワークとレポート作成を通じて,各自の学際的な探求への関心と学問そのものに対する理解を深め,今後の学びの動機づけを獲得してほしい。 *授業は日本語で行い,資料配布などのためにMoodleを利用する。なお,購入しなければならない教科書はない。 *授業の順序や内容の細目は予告なく変更される可能性がある。

目標

(1)生涯にわたる学びの意義を理解し,その動機となる「問い」を自らの内に認識できるようになること。 (2)「問い」を起点とするリサーチ・プレゼンテーション・レポート執筆の技法を理解し,実践できるようになること。 (3)学際的な研究の意義を理解し,実際に専門外の学問分野についてのリサーチおよびプレゼンテーション,レポート執筆を行うことで,専門にとらわれずに「問い」を起点として学びの成果を生み出す姿勢を身につけること。

授業外の学習

授業内で各自二度以上のプレゼンテーションの機会およびレポート課題があるので,授業外学習として毎週190分以上を予定し,計画的に準備をしていくこと。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. オリエンテーション:授業概要と評価方法,グループワーク実施に向けての留意点について説明を受け,今後のスケジュールを立てる
  2. 哲学的思考(1) 学知の体系と歴史:諸科学の体系とその歴史的発展について理解する
  3. 哲学的思考(2)学びのリフレクション これまでの学びを哲学的な観点から省察する
  4. 哲学的思考(3)問いについて学ぶ
  5. 問いを立てる(1)人間の本質をめぐってのレクチャーを受講し,各自の思考の枠組みを省察して問いを立てる
  6. 問いを立てる(2)倫理問題をめぐってのレクチャーを受講し,各自の思考の枠組みを省察して問いを立てる
  7. 問いを立てる(3)社会問題をめぐってのレクチャーを受講し,各自の思考の枠組みを省察して問いを立てる
  8. 自分野理解(1)問いを起点とするリサーチの方法を学ぶ:知的探求のためのリサーチの方法について学び,自分野についてのリサーチを行う
  9. 自分野理解(2)問いを起点とするプレゼンテーションの方法を学ぶ:「問い」を起点として自分野についての学びの成果を説明するプレゼンテーションを準備する
  10. 自分野理解(3)自分野についてのプレゼンテーションを行う
  11. 異分野理解(1)分野を超越して学びを深める知的探求の態度について理解する
  12. 異分野理解(2)異分野理解のワークショップ:異分野についてのプレゼンテーションを準備する
  13. 異分野理解(3)異分野についてのプレゼンテーションを行う
  14. まとめ:授業全体を振り返り,当初のねらいに対する達成度を自己評価する

教科書

授業時に資料を配布する。

    参考書

    授業時に参考文献リストを配布する。

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