現代数学A

概要

いわゆる数学入門的な講義ではなく,現代数学の理解に欠くことのできない集合論,それに関連する内容について基礎から学ぶ。 具体的には複素数,論理演算,集合,写像,全射性,単射性,濃度 などである。これらの内容は数学のすべての分野に共通する言語であることを理解し学習してもらいたい。この講義は全学共通教育「思考と表現」に属する。「思考と表現」では,１年次必修科目で,クリティカルシンキングとライティングの基礎を修得し,これに続く選択科目では,テーマ別科目の履修を通じて,読む・聞く・考える・書く・話す力を高める。さらに高学年においては,学部・学科の専門科目を通して表現力や思考力をより高度なレベルで応用する実践を奨励するとともに,それを補う高学年向け科目を提供する。

目標

現代数学の根幹をなす複素数,論理,集合,写像などの基礎概念の理解に努める。また,講義を通じて数学のみならず科学全般に通ずるものの見方や考え方を習得する。

授業外の学習

講義内容の復習は参考書などを利用して,疑問が解消できるまで徹底的に行う。 演習問題など講義で取り上げた問題の解法を理解するよう努力する。毎回の演習課題のレポートおよび授業についてのリアクションペーパーをMoodleに提出する。 各講義の予習,復習に190分程度,トータル44時間程度の学習を要する。

所要時間: 190分