SDGs実現における森林の役割
共通 - 全学共通
GSS30290
コース情報
担当教員: 柘植 隆宏
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
40%
リアクションペーパー
30%
レポート
30%
詳細情報
概要
持続可能な社会の実現に向けて,森林が担う役割について学ぶための科目である。苗栽培から森林管理,木材流通・加工,住宅,バイオマス発電といった川上から川下までを事業領域に持つ住友林業株式会社から複数の講師を招き,ビジネスの観点から森林の役割について講義を展開していく。併せて,政府や国際機関等,複数の識者を招き,市民,政策の観点からも議論を深めていく。 各授業において個別の論点についてSDGsにおける森林の価値を学ぶとともに政策や国際的な取り組みを俯瞰的に学ぶ機会となる。なお,最終授業終了後,授業内容で興味を覚えた内容についての最終レポートの提出が必要となる。アクティブ・ラーニングとして講演内容に基づき質疑応答を通したディスカッションを行う。
目標
持続可能な社会づくりとSDGs達成における森林の価値について政策や国際的な取り組みを挙げて,幅広いテーマを俯瞰的に学び,基本的な知見と考え方を身につける。
授業外の学習
テキストの予習30分,復習60分,リアクションペーパー作成100分
所要時間: 190分
スケジュール
- はじめに(柘植 隆宏),会社・事業紹介(住友林業登壇回)(10月2日) (※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマを扱う授業の回数や授業の順番は変更することがありうる)
- 持続可能な森林経営における課題と取組み(住友林業登壇回)(10月9日)
- 持続可能な森林管理の思想と実践ー林業から森林業,PESへ(柴田 晋吾)(10月16日)
- 経済林と環境林(インドネシア事例)(住友林業登壇回)(10月23日)
- 企業のサステナビリティ経営と情報開示(住友林業登壇回)(10月30日)
- 木の利活用:木の力再発見 (住友林業登壇回) (11月6日)
- 森林・林業行政と山村振興 (外部講師登壇回)(11月13日)
- 世界のどこかで森づくり(住友林業登壇回)(11月20日)
- 脱炭素に向けた木の価値を高める研究開発(住友林業登壇回)(11月27日)
- 森林と生物多様性(住友林業登壇回)(12月4日)
- 国連と森林(外部講師登壇回)(12月11日)
- 国際NGOが行っている活動(外部講師登壇回)(12月18日)
- 森林の価値と評価手法(柘植 隆宏)(1月8日)
- 総括 (柘植 隆宏)(1月15日)
教科書
エコ・フォレスティング
世界の森からSDGsへ―森と共生し,森とつながる
著者: 柴田晋吾
出版社: 上智大学出版・2022年
森林・林業白書
著者: 農林水産省
出版社: 2023年5月
参考書
Global Forest Resources Assessment 2020 (https://www.fao.org/3/ca9825en/CA9825EN.pdf)
著者: Food and Agriculture Organization
The Sustainable Development Goals Report 2023: Special Edition (https://unstats.un.org/sdgs/report/2023/)
著者: United Nations