持続可能な社会に向けたものづくり:自動車技術

共通 - 全学共通

GSS30140

コース情報

担当教員: 高井 健一

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木4

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

リアクションペーパー

40%

レポート

40%

詳細情報

概要

地球環境と調和しながら持続可能な社会を構築するには,ものづくりの見直しが喫緊の課題である。ものづくりの中でも輸送機器,特に自動車におけるライフサイクル全体での環境負荷低減が最重要課題の一つである。本科目では,「材料製造」→「部品・車両製造」→「走行時/燃料製造時」→「廃棄・リサイクル」までの自動車のライフサイクル全体を理解し,過去から最先端の自動車技術を学ぶことで,科学技術の観点から地球環境問題に貢献できる人材育成を目指す。 具体的には,ガソリン車の燃費向上によるCO2排出低減技術,ハイブリッド車(HV),プラグインハイブリッド車(PHV)による石油から電気エネルギー併用による高効率化技術,さらに電気自動車(EV),燃料電池自動車(FCV)による走行時のCO2排出ゼロ化技術など,環境配慮設計に必要な基本的なしくみ・技術を平易に解説する。 ・授業で使用する資料や課題についてはMoodle等を用い,Loyola掲示板および授業中に指示する。

目標

地球環境と調和しながら持続可能な社会を構築するには,ものづくりを基礎とし,さらに実現させるための政策策定まで幅広い知識が必要である。その中で,理工系分野における「ものづくり」について学習することにより,理工系学生だけでなく,人文・社会系の学生にもものづくりの基礎を理解し,垣根を越えて思考する「複合知」を理解・修得する。 題材としては,身近であり,かつ最先端の技術を駆使した次世代自動車を対象とすることで,持続社会構築に貢献できる基礎知識を修得し,エネルギー問題・地球環境問題解決に応用できるようになる。

授業外の学習

本講義では,3名の教員がそれぞれ予習・復習・レポート等の指示を行う。 ・各教員から指示された内容に関して予習に取組む(30 分程度) ・演習問題,レポート課題に取り組む(90 分程度) ・ノートと配布資料等を利用し,講義後に復習する(70 分程度)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション(自動車のライフサイクル) 注)以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数,順は変更することがありうる
  2. 自動車の安全性向上に向けた材料技術
  3. 自動車の軽量化に向けた材料技術
  4. 燃料電池車開発に向けた材料技術
  5. 持続可能な社会に向けた自動車材料技術
  6. 自動車の安全性向上に向けた制御技術
  7. 自動車の操縦性,乗り心地向上に向けた制御技術
  8. 省エネのためのパワートレイン制御技術
  9. 持続可能な社会のための自動車制御技術
  10. 自動車の歴史
  11. 自動車の分類と二酸化炭素排出量
  12. 自動車のエネルギー源
  13. 自動車の課題と解決方法
  14. 総括

教科書

使用無し

    参考書

    書籍情報はありません。

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