グローバル・ビジネス論:デジタル化社会におけるガバナンス・会計・国際税務

共通 - 全学共通

GSS20740

コース情報

担当教員: 西澤 茂

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

30%

授業参加

20%

定期試験

定期試験期間中

50%

詳細情報

概要

本講義では,企業活動の底流に流れる世界的な大きな潮流・トレンドを踏まえて,グローバルにビジネス展開をしている日系多国籍企業が抱える経営課題を解説する。具体的には,①グローバルな事業展開(海外進出,M&A/経営統合),②ESG(脱炭素,サプライチェーン改革,ガバナンス・ディスクロージャー改革),③経済のデジタル化(リアルテクノロジー,Web3,サイバーセキュリティ,デジタル経済課税)などを取り上げて,日系多国籍企業が直面するこれらの経営課題と密接に関連する会計・ガバナンス領域および国際税務に関するトピックを解説する。会計や税務領域にとどまらず,ガバナンスやサイバーセキュリティなど幅広いテーマを取り扱う予定である。 授業参加を促し理解を促進するために,各クラスの構成は,最初70分は講義形式,残り30分小グループでのディスカッション+発表という流れとなる予定である。

目標

本講義を通じて,日系多国籍企業が抱える経営課題とそれと密接に関連する様々なガバナンス,テクノロジー,会計,税務上の問題を幅広く理解していただけることから,グローバルなコンサルティングファーム,監査法人や税理士法人でプロフェッショナルとしてご活躍されたい方,将来グローバル企業でご活躍されたい方,そしてご自身で事業を立ち上げてグローバルにスケールさせていかれたい方には有用なコンテンツであると考えている。 なお,本講義を受講するにあたり,会計学の前提知識あることは,受講の前提条件とはしない。

授業外の学習

講師から指示された事前準備・授業後の復習をしてもらいます。(毎回の講義では,事前に提供した課題について調べたうえで出席するとともに,講義終了後には,講義で取り上げた内容について,具体的な事例を調べて,現行のグローバル・ビジネスの実態把握を行うこと)

所要時間: 1~2時間

スケジュール

  1. 世界的な潮流・トレンドと日系多国籍企業が抱える経営課題とは?
  2. ESG ①新しい資本主義と非財務情報の開示
  3. ESG ②社会環境の変化と求められるガバナンスの在り方
  4. ESG ③税の透明性向上と税務ガバナンスの重要性
  5. ESG ④脱炭素とカーボンタックス
  6. グローバル事業展開 ①M&A・経営統合と国際税務
  7. グローバル事業展開 ②国際会計基準とM&A会計
  8. グローバル事業展開 ③地政学リスクとサプライチェーン強靭化
  9. 経済のデジタル化 ①サイバー・フィジカル空間が融合する未来社会~Society5.0と先進技術~
  10. 経済のデジタル化 ②サイバーセキュリティの重要性
  11. 経済のデジタル化 ③Web3の進展と「信頼」醸成の重要性
  12. 経済のデジタル化 ④税源浸食(BEPS)とデジタル経済課税(1)
  13. 経済のデジタル化 ④税源浸食(BEPS)とデジタル経済課税(2)
  14. グローバル・ビジネスにおいて求められる人材とその資質とは?

教科書

書籍情報はありません。

参考書

書籍情報はありません。

© 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.