コンサルティングにおける課題解決能力

概要

本授業では,コンサルティングビジネスについて理解するとともに,毎回の授業内で実施されるコンサルティングワークに必要なチームでの課題解決能力向上のためのグループ活動を通じて,受講生一人ひとりが自主的探求力,より具体的には,リーダーシップ能力を習得することを目指す。 ここで言うリーダーシップとは,上下関係にない相手を適切な方向に導く力を指す。グループ活動を支援するため,担当講師により,リーダーシップ論についての基礎知識に加え,論理思考・討議・フィードバックのスキルの教授が行われる。これらのスキルは,社会の中で求められるリーダーシップに必要な要素であると同時に,授業受講中の学生が学生生活の中でも活かすことができるライフスキルである。 本授業は「アビームコンサルティング株式会社」およびリーダーシップ開発の専門家との連携によって開講する。授業には,アビームコンサルティング株式会社の社員が,グループ活動を進める上で基礎となる知見の解説やチームへのフィードバックやメンタリングを行うなど,サポートとして複数回参加する。 参加型授業であり,受講者はグループワークによるディスカッションや発表を行う。

目標

(1) コンサルティングワークを理解し,チームで行う課題解決能力を身につける (2) 最小三要素(目標共有・率先垂範・相互支援)を意識してリーダーシップをとれるようになる (3) 個々のリーダーシップのあり方を模索し,自分の持ち味を活かしたリーダーシップのあり方を理解し,実践できるようになる (4) 具体的経験とフィードバックというリーダーシップ開発の手法を理解し,自ら実践できるようになる (5) 討議の際に,傾聴や率直で建設的な意見表明,基本的なファシリテーションやタイムマネジメントができるようになる

授業外の学習

参加型の授業であるため当日の活動の準備として毎回2時間の準備を必要とする。また,課題やプロジェクトの作業として2時間程度が見込まれる。その他,成果発表準備に 必要な時間の作業が必要となる。

所要時間: 190分以上