環境問題と科学技術
共通 - 全学共通
GSS20170
コース情報
担当教員: 後藤 貴行
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木5
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
詳細情報
概要
環境問題と科学技術と言う大きな問題について6人の先生がそれぞれの専門分野からオムニバス形式で講義を行う。各回の概要は以下の通り。 (落合)”地球温暖化”を例に「そもそも環境問題とは何か?」というお話を科学を軸に,広く,なるべく深く伝える (大橋)製品や経済活動に伴う環境負荷の定量的な評価手法であるLCA(ライフサイクルアセスメント)について理解を深めるとともに,身近な商品の温室効果ガス排出量を,LCAを使って実際に算定する。 (中田)1)⼤気汚染や⽔質汚染といった環境問題は積年の課題であり,その対策の切り札となる新技術への期待が⼤きい。本講義では環境問題に対する環境材料の果たす役割について説明する。2)⼈類が初めて宇宙に⾏ってから約半世紀が過ぎ,現在は宇宙に⻑期間滞在するための技術開発に焦点があてられるようになった。本講義では宇宙空間における⻑期滞在に必要な環境技術について説明する。 (臼杵)大気汚染や水質汚染などの環境問題の原因として微生物による影響が今もなお問題となっている。本講義では応用が期待される環境材料を用いた様々な微生物の除去技術について説明する。 (横山)地球温暖化や気候変動,南海トラフや首都直下地震等,都市の安全に対する不安がかつてない高まりを見せるなか,公園や森林といった緑地のグリーンインフラとしての役割に期待が寄せられている。授業では,こうしたグリーンインフラの役割とともに,それらを活⽤した安全・安心な都市づくりについて考える。 (梅垣)生活の必需品,バッテリーを考える。リチウムイオン電池の回収と再利用の促進,リチウムの枯渇と供給需要のバランスなど,一番身近なエネルギーと資源問題の一例について考える。
目標
現代,そして近未来の環境問題に対して,我々はどのように対応して行けば良いか,科学技術の視点を交えた理解を深めることを目標とする。
授業外の学習
※毎回のリアクションペーパー(4~8行程度の要約と感想)を出すので,Moodleに提出すること。(60分) ※毎回(講義によっては2回目のみ),レポート課題(A4,1枚程度)が提示されるので,2週間以内にMoodleに提出すること(130分) ※【重要】MoodleのパスワードはLOYOLAで掲示する。(ZoomのURLとパスワード,パワポ・資料のパスワードはMoodleで掲示する) ※【重要】配布資料(パワーポイント等)の他人への譲渡は厳禁である。本学全体の信用にかかわることなので十分に留意して下さい。
所要時間: 190分
スケジュール
- (後藤,本学コーディネータ)イントロダクション,各回の講義の概要,講師紹介,及び,評価についての説明を行う。
- (担当 落合)環境問題とは ~何が”問題”なのか?~1
- (担当 落合)環境問題とは ~何が”問題”なのか?~2
- (担当 落合)環境問題とは ~何が”問題”なのか?~3
- (担当 大橋)LCA概論 【予習】身の回りの商品で環境に配慮していると感じる商品を1品探してきてください(購入する必要はありません。見つけてきてくれるだけで大丈夫です)。二回目の講義では,そうした環境配慮商品を対象としてLCAを実施します。
- (担当 大橋) カーボンフットプリント(温室効果ガス排出量)の算定1
- (担当 大橋) カーボンフットプリント(温室効果ガス排出量)の算定2
- (担当 中田) 環境材料とは?
- (担当 中田) 環境材料とは?
- (臼杵) 環境材料を用いたバイオ分野での研究と応用
- (担当 横山) 都市の安全・安心とグリーンインフラ-緑の環境保全機能・防災機能を考える1
- (担当 横山) 都市の安全・安心とグリーンインフラ-緑の環境保全機能・防災機能を考える2
- (梅垣)生活の必需品,バッテリーを考える。リチウムイオン電池の回収と再利用の促進,リチウムの枯渇と供給需要のバランスなど,一番身近なエネルギーと資源問題の一例について考える。
- (後藤,本学コーディネータ)まとめ 場合により,通常講義となる可能性があります。
教科書
テキストはMoodle等で配布する場合がある
参考書
書籍情報はありません。