薬物から見た脳と心
共通 - 全学共通
GSP30241
コース情報
担当教員: 鈴木 江津子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 土1
形式: オンデマンド授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
20%
リアクションペーパー
20%
レポート
30%
小テスト等
30%
詳細情報
概要
我々の脳と心は密接な関係にあり,脳の仕組みを理解することは心の理解にもつながる。中枢神経系に作用する薬物は様々な精神疾患の治療に用いられており,その作用機序を学習することで心の働きについての理解を深める。 オンライン講義はMoodleを使用し,講義資料や課題の提示・提出もMoodle上で行う。なお,オンライン講義の実施状況に応じて,実施方法を変更する可能性がある。その場合はLoyolaで連絡する。 講義動画閲覧後にMoodleにて授業の感想・質問を提出すること。また講義ごとに実施される小テストを受験すること。 第12回講義終了後にレポート課題を課す(評価基準のレポートに相当)。
目標
1)ヒトの脳構造を理解する。 2)中枢神経系の働きについて理解する。 3)中枢神経系に作用する薬物のメカニズムを理解する。 4)様々な精神疾患の治療薬について学ぶ。
授業外の学習
・講義資料は,講義日前に公開する。事前に予習をすること(1時間程度) ・授業内容についての理解を確認するため,Moodle内にて回答する小テストを実施する。小テストに回答するために講義内容を復習することが望ましい(1回の授業につき2時間程度)。
所要時間: 190
スケジュール
- 脳神経系の解剖
- 神経系の情報伝達1-神経細胞の構造・興奮・イオンチャネル
- 神経系の情報伝達2‐神経伝達物質・受容体・活動電位
- 行動薬理研究の方法
- 統合失調症とその治療薬
- 不安障害とその治療薬
- 気分障害とその治療薬
- 依存‐中枢神経系を刺激する薬物
- 学習・記憶の基礎と認知症の治療薬
- 注意欠陥/多動性障害
- 概日リズムと睡眠障害
- 痛みの経路と麻酔薬・鎮痛薬
- その他中枢神経系に作用する薬物
- まとめとレポート課題の講評
教科書
適宜講義資料を配布する。
参考書
イラストレイテッド薬理学 原書6版
著者: 柳澤 輝行・丸山 敬 監訳
出版社: 丸善出版 2016年
生理心理学
著者: 岡田隆
出版社: 放送大学教育振興会,2018年