社会学のフロンティア

共通 - 全学共通

GSP30140

コース情報

担当教員: 田渕 六郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水5

形式: オンデマンド授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

レポート

60%

その他

リアクションペーパー(Moodleに提出。提出が遅れたものは受領しない)は提出状況と内容を評価する。

0%

詳細情報

概要

本科目は,総合人間科学部社会学科が複数教員で開講する高学年向け教養科目である。変動する現代社会の幾つかのトピックについて,社会学の先端的な研究成果を踏まえて理解を深めることが本講義の目的である。 21世紀の現代社会は,グローバル化,少子高齢化,情報化などの著しい変動によって特徴付けられる。変動の激しい21世紀社会をどのように捉えるかは,学問的に重要な課題であるだけでなく,そうした社会で私たち一人一人がいかに生きるかに直結する実践的課題でもあり,市民として深めるべき教養の一部を成している。こうした課題にアプローチするためには,社会学における新しい視角や手法を理解し,様々なトピックについて思考を深めること,すなわち,社会学のフロンティアについて学ぶことが有意義であり,必要である。 授業では,ジェンダー,健康,グローバル化,移民と人権,モビリティと階級などのトピックについて,社会学の視点からアプローチする。受講生は,個別のトピックに関する事実の把握にとどまらず,異なるトピックに通底する社会学のアプローチの共通性を理解することで,変動する社会をとらえる社会学の視点について学びを深めることが期待される。 ※授業は全てオンラインにて実施する。 ※実施方法はオンデマンド方式とし,教材はMoodleで提供する。(ただし,ゲスト講義の回は,Zoomを利用した同時双方向型授業とオンデマンドを組み合わせて行う可能性がある。) ※教材提供,資料掲示,課題提出にはMoodleを使用する。授業受講にあたっては,Moodleでコースの登録を済ませておくこと(各自で登録が必要)。Moodleコースページの場所,登録キー情報などは初回授業1週間前までにLoyola授業掲示板に掲出する。 ※アクティブ・ラーニングとしてリアクションペーパー(ほぼ毎回)を実施する。また,Zoomを利用した同時双方向型授業を実施する場合はディスカッションも行う(最大1回)。

目標

・現代社会の実相を社会学の視点から理解する。 ・健康,ジェンダー,グローバル化,移民と人権,モビリティ,階級などがどのような実態にあるのかを知る。 ・現代社会の実態の背景にある社会構造は何かを理解する。 ・社会的現実に関連する社会問題の解決のためにどのような政策や実践が必要であるのかを理解する。 ・社会学のアプローチの特徴について考察を深める。

授業外の学習

・予習として,前回までの関連する授業回のノートや資料を精読するとともに,指示された関連する文献や資料を読む(平均して毎回1時間程度)。 ・復習として,授業で紹介された参考文献や資料を参照,検討し,授業内容に関する理解を深める(平均して毎回1時間程度)。 ・授業で扱われたトピックに関して,自分で資料を収集・分析し,授業内容と比較することで理解を深める。(平均して毎回1.5時間程度)。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. イントロダクション,社会の中のジェンダー(1)(田渕六郎) ※授業の進め方などを説明するので必ず授業日に視聴してください。
  2. 社会の中のジェンダー(2)(田渕六郎)
  3. 健康と社会(1)(田渕六郎)
  4. 健康と社会(2)(田渕六郎)
  5. 健康と社会(3)(田渕六郎)
  6. 社会的特権(細木一十稔ラルフ)
  7. 国際移動(1)(細木一十稔ラルフ)
  8. 国際移動(2)(細木一十稔ラルフ)
  9. 国際移動(3)(細木一十稔ラルフ)
  10. ゲスト講義
  11. モビリティとディアスポラ(1)(中澤秀雄)
  12. モビリティとディアスポラ(2)(中澤秀雄)
  13. 階級と地域社会(中澤秀雄)
  14. 社会認識と象徴的支配(中澤秀雄)・まとめ

教科書

テキストは指定しないが参考書は授業で随時紹介する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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