応用倫理の世界

共通 - 全学共通

GSP30100

コース情報

担当教員: 浅見 昇吾

単位数: 2

年度: 2024

学期: 2Q集中

曜限: その他

形式: オンデマンド授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

授業内期末試験

授業期間中

60%

詳細情報

概要

本講義は応用倫理学の基本的な考え方を示すとともに,応用倫理学の幾つかの領域の問題を取り上げ,吟味していく。応用倫理は「自由と規制」,そして「価値観の多様性と合意形成」の間を揺れ動く現代社会の問題を扱うものであり,現代人にとっては避けて通ることのできない分野になっている。その概略を知っておくことは有意義であろう。講義では,情報社会の問題に言及した後,環境の倫理を検討していく。 本講義はオンデマンド授業であるが,授業内試験は対面式で行う。 なお,原則として毎回リアクションペーパーを書いてもらうことになる。

目標

・現代社会における重要な倫理的問題の幾つかについてその概略を理解できるようになる。 ・現代社会の倫理的問題に対して,自分なりの考えを表明できるようになる。

授業外の学習

毎回の授業後,以下の学習(合計190分)を行うことが求められる。 ・自筆ノート・メモを利用し,講義の内容を要約する(40分) ・授業中に言及された文献もしくは参考文献を読む(120分) ・授業で言及された事実やデータをインターネットの複数のサイトで確認する(30分)

所要時間: 各回所要時間190分程度

スケジュール

  1. イントロダクション
  2. 価値観の多様性と応用倫理
  3. 情報社会と合意形成の問題
  4. 環境破壊に関するシナリオ(1)急激な気候変動の可能性
  5. 環境破壊に関するシナリオ(2)科学技術でコントロールできる可能性
  6. ケーススタディ/ドイツの環境政策
  7. 身近な環境問題と地球規模の環境問題
  8. 公害の問題
  9. 水俣病のアクチュアリティ
  10. ディープエコロジーの概略
  11. ディープエコロジーへの批判
  12. 人間と動物
  13. 動物倫理と功利主義
  14. テストと解説

教科書

指定しない。

    参考書

    浅見昇吾,盛永審一郎編『教養としての応用倫理学』(丸善出版,2013年)を主たる参考文献とする。

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