日本辞書の歴史
共通 - 全学共通
GSP21490
コース情報
担当教員: 中野 遙
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
レポート
その他
授業内で課す提出物 期末レポートとは別に,授業期間内に提出物を何度か課す。 出席回数が講義回数の3分の2以上である事を最低条件とし,これを満たしていない場合は不合格とするため,欠席回数については自身で管理するよう,注意されたい。 毎回の授業で出席票やリアクションペーパーなどの提出によって,出席を確認する。そのため,出席状況30%の中には,必然的にリアクションペーパーなどの提出物も含まれる。何の提出を求めるかは,その都度指示を出す。授業に出席をしていたとしても,提出物が出ていない場合は欠席扱いとなるため,その点も注意するようにしてほしい。
詳細情報
概要
本講義では,日本の辞書(字書)の歴史を概観し,その変遷を学ぶ。その中で,辞書ごとの記述方法・語釈内容・編纂方針といった,辞書の資料としての特徴や時代毎の傾向を理解する。 また,出版事情,印刷技術,言語意識,教育状況,外国語との接触といった,各時代に於ける歴史的事象が辞書編纂の背景にある事も取り上げ,単なる「言葉を調べる道具」という以上の,辞書の資料としての意義を考える。 授業の初回3回ほどで,辞書史という学問分野について概説し,その後は,時代毎に具体的な辞書を取り上げるものとする。なお,日本辞書(字書)に関連して,日本語と外国語の対訳辞書や,日本辞書に影響を与えた外国語辞書,その他関連の文献について取り上げる場合もある。
目標
・辞書(字書)史の概要を理解する。 ・各辞書(字書)の特徴を理解する。 ・日本辞書史(字書史)研究の概観を得る。 ・言語研究に於ける辞書(字書)の意義を理解する。 ・出版史,宗教史,教育史といった種々の分野と辞書(字書)との関係について理解を深める。
授業外の学習
・授業予習 80分 ・配布資料等を見ながらの復習 110分
所要時間: 190分
スケジュール
- /18 ガイダンス・辞書史とは・参考文献紹介 ※なお,以下は予定であり,授業の進捗状況等により変更する可能性もある。
- /25 辞書史概説 (1)
- /2 辞書史概説 (2)
- /9 現代の辞書 (1)
- /16 現代の辞書(2)
- /23 近代の辞書 (1)
- /30 近代の辞書 (2)
- /6 近世の辞書 (1)
- /13 近世の辞書 (2)
- /20 中世の辞書 (1)
- /27 中世の辞書 (2)
- /4 中古の辞書
- /11 上代の辞書・期末レポートについて
- /18 まとめ
教科書
授業内で適宜紹介し,参照するものはpdfなどをMoodle上で配布する。
『日本古辞書を学ぶ人のために』
著者: 西崎亨 編
出版社: 世界思想社・1995
『図説 日本語の歴史』
著者: 今野真二
出版社: 河出書房新書・2015
参考書
書籍情報はありません。