心理学入門
共通 - 全学共通
GSP20643
コース情報
担当教員: 大谷 保和
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木6
形式: オンデマンド授業+同時双方向型授業(Zoomなど)
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
リアクションペーパー
レポート
その他
注意点:本講義の評価基準は以下です。 ①毎回の動画視聴を前提としたリアクションペーパーを毎回,moodleを通じて提出いただきます。またZoomでのフィードバックミーティングへの参加,Zoomミーティングでのグループワークの参加状況も記録します。上記全てをあわせて出席評価とします(約60%)。 また,②授業期間終了後にレポートの提出を求めます(約40%)。 この2点を中心に総合評価を行うこととします。なお,授業開始時の状況によって授業評価の方法が少し変わる可能性があります。
詳細情報
概要
心理学をはじめて学ぶ人に,心理学とはどのような学問なのか,どのようなことが研究され,明らかになってきているのか,基本的な知識を幅広く紹介する講義です。 扱うテーマは多岐にわたりますが, (1)心理学の歴史と方法 (2)心の発生と発達 (3)心の基本的機能 (4)心の個人差 (5)心と社会 (6)心の病と治療 …の6つに大別され,基礎から応用までひととおりのことを学べるようになっています。 ※本講義は同一講師による春学期「心理学入門」とほぼ同じ内容です。 ※授業冒頭はZoomでオンラインミーティングに参加していただきます。ここでは質疑を中心に行います。また2週に1回程度,ブレイクアウトルームを用いて,受講生が小グループに分かれて感想をシェアする時間を設けます。基本,双方への参加が必要となりますのであらかじめご承知おきください。授業の一環として積極的な参加を期待します。それが終わったあと,各自オンデマンド動画の視聴,その後授業動画へのリアクションペーパーの作成と提出という流れです。
目標
(1)人の心にまつわる様々な現象について,心理学の基本的な知見を正しく理解し自身で説明できるようになること。(2)心理学の知見や考え方を,幅広い人間の心理および行動に適用し,その理解を豊かに広げるための情報のひとつとして活用可能になること。(3)心理学の講義を通じて浮かんできた考えや疑問について,他の受講生とのシェアを通じて,他人の考えを尊重しつつ受け止める方法を身に着け,自分の考えを広げる機会とすること。以上3点を目標とします。
授業外の学習
予習は特に必要ありません。復習については講義資料を参考に,授業で取り扱った事象を自分なりに説明してみたり,日常生活上の様々な出来事に心理学的知識を当てはめて理解してみると良いでしょう。
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション・心理学の歴史と方法
- 心の発生と発達(1):心の進化-動物としての人間
- 心の発生と発達(2):乳幼児期の心理発達
- 心の基本的な機能(1):感覚・知覚,記憶,動機づけ
- 授業内容に関する質疑やディスカッション(1)
- 心の基本的な機能(2):感情,思考,脳と心
- 心の個人差(1):知能と性格
- 心の個人差(2):個人差を判断する際の偏り
- 心と社会(1):社会的影響・関係性とコミュニケーション
- 授業内容に関する質疑やディスカッション(2)
- 心と社会(2):関係性とコミュニケーション・認知的倹約家としての人間
- 心の病とその治療(1):ストレスと心の病気
- 心の病とその治療(2):心の問題の治療法
- 授業内容に関する質疑やディスカッション(3)・最後のまとめ
教科書
特定のテキストは用いません。
参考書
はじめて出会う心理学(改訂版)
著者: 長谷川寿一・東條正城・大島尚・丹野義彦・廣中直行
出版社: 有斐閣アルマ, 2008
心理学 (New Liberal Arts Selection)
著者: 無藤隆・遠藤由美・玉瀬耕治・森敏昭
出版社: 有斐閣, 2004
ヒルガードの心理学(第14版)
著者: Edward E. Smith (原著), Barbara L. Fredrickson (原著), Susan Nolen‐Hoeksema (原著), Geoffrey R. Loftus (原著), 内田 一成 (翻訳)
出版社: ブレーン出版, 2005