発生生物学入門

共通 - 全学共通

GSP20500

コース情報

担当教員: 安増 茂樹

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

10%

授業内期末試験

授業期間中

70%

小テスト等

20%

詳細情報

概要

生命の営みは,基本的には,遺伝情報とその発現によっている。今日,さまざまな発生現象においても,遺伝子レベル,分子レベルで理解されるようになってきた。遺伝情報とその発現機構に理解を深めることより始め,受精,胚発生,性決定機構などをビデオ,パワーポイントなどを用いわかりやすく解説する。この講義は,全学共通カリキュラムポリシ―3に対応する。

目標

私達を含めて生物は,遺伝情報を基に作り上げられている。講義を通して,遺伝子とは何か?その情報は,どのように使われて生物が作られるのか?など,基本的な事象を理解して,その情報の伝達や変化が生物にあたえる影響を学ぶことで,ヒトを含めた生物を包括的に理解する。

授業外の学習

授業は,高校で生物を履修していない受講者にも理解できる内容を目指しているが,受講者の生物知識の有無により,復習量の程度は異なる。授業で用いるパワーポイントは,毎回授業前にMoodleの掲示する。Moodleに掲示された授業のパワーポイントファイルを用い,40分程度の予習をする。授業後にパワーポイントファイル,生物の教科書や関連するウェブサイトを用い2時間半の復習をおこなう。

所要時間: 授業内容を40分程度予習して,授業後2時間半程度の復習をおこなう。

スケジュール

  1. オリエンテーション (講義概要解説) 細胞の構造と機能,生物に含まれる物質について
  2. 遺伝子の基礎知識 遺伝情報とは(DNAの構造と機能) 遺伝子の基礎知識 遺伝子(DNA)の構造 遺伝子暗号の解読
  3. タンパク質の構造と機能 遺伝情報の流れ(転写と翻訳)
  4. 人体IIIビデオ鑑賞と解説
  5. 遺伝子の発現調節 遺伝子の変異(SNP)
  6. 遺伝子診断について
  7. 人体IIIビデオ鑑賞と解説
  8. 生殖細胞と体細胞 有性生殖と無性生殖
  9. 性の決定遺伝子(いろいろな動物の性の決定機構)
  10. 卵・精子形成と減数分裂(配偶子の遺伝的多様性) 胚発生(卵割から成体へ)
  11. 生命科学の進歩について
  12. 免疫系について
  13. 遺伝子の操作について
  14. 学期末テスト

教科書

講義資料をmoodleにアップする。ビデオ,パワーポイント等を用い授業を進める。

    参考書

    • 生命科学

      出版社: 羊土社

    • Essential 細胞生物学

      出版社: 南江堂

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