西洋美術史 II
共通 - 全学共通
GSP20420
コース情報
担当教員: 岸 みづき
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
小テスト等
その他
補足 ・リアクションペーパーは授業の理解と主体的な考察が示されている内容のみを評価する。記述内容から授業に参加したと判断できない場合は欠席と見なすこともある。 ・レポートは中間・期末の2回を予定。 ・レポート未提出の場合,5回以上欠席をした場合,評価は行わない。
詳細情報
概要
19世紀以降の⻄洋美術史の基本を学ぶ授業である。19世紀になると,社会の近代化とともに美術制度も近代化が進む。フランスではアカデミーが主導する官設展覧会(サロン)のもとで新古典主義が隆盛するが,その⼀⽅で写実主義や印象派のようなアカデミズムに対抗する新しい潮流も次々に起こる。授業では1800年代から1960年代までの主要な美術の動向を,スライドと資料を⽤いて解説する。また,近現代美術史を記述するさまざまな理論や⽅法論についても学び,⾃ら⽂献を調べ,作品について主体的に考察するための基礎知識を⾝につける。
目標
・19世紀から20世紀後半にかけての⻄洋美術史の概要を理解することができる。 ・⻄洋近現代美術史における作品分析や研究の方法について基礎的な知識を得ることができる。 ・授業で紹介された作家やグループについて⾃ら⽂献を調べ,内容を理解し,論理的に記述することができるようになる。
授業外の学習
・毎回の授業で配付されるレジュメ,資料を精読する。(120分) ・授業の内容や紹介した作品についての考察や疑問点をまとめ,リアクションペーパーを書く。(70分) ・可能な状況であれば,美術館に出かけ関連する作品を実⾒することが望ましい。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション/ガイダンス *以下は予定であり,授業の進捗状況によって各テーマの回数は変更することがありうる。
- 新古典主義,ロマン主義
- 写実主義,マネ
- 印象派(ドガ,モネ,ルノワール,他)
- 印象派(ピサロ,モリゾ,カサット,他)
- ポスト印象派(スーラ,セザンヌ,ゴッホ,他)
- ポスト印象派(ゴーガン,ポンタヴェン派,ナビ派,他)
- フォーヴィスム,キュビスム
- アヴァンギャルド芸術の国際的展開(未来派,ダダ,他)
- シュルレアリスム
- 抽象芸術(カンディンスキー,ロシア・アヴァンギャルド,他)
- モダン・アートとモダニズム美術史
- マティスとピカソ
- 戦後美術の諸動向(抽象表現主義,アンフォルメル,他)
教科書
教科書は使用しない。
参考書
主要図書は初回に提⽰する。また各回に主な参考⽂献を紹介する。