経営学入門

共通 - 全学共通

GSP20330

コース情報

担当教員: 芦田 尚道

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

5%

レポート

20%

定期試験

定期試験期間中

75%

その他

1)授業参加度の基準については,初回の講義で説明する。 2)レポートについては,授業期間内の授業の際に課題内容を発表し,概ね6~7週間後の授業のタイミングを提出期限とする。授業の際に配布する作成要領に従って作成していただく。レポートでは一概に正解・不正解は設定しないので,受講者諸氏の考えや調べた内容を屈託なく存分に披露してほしい。評価基準は,その際の記述の論理性と具体性となる。

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詳細情報

概要

この授業では経営学の基礎を学ぶ。現代の企業等の組織にまつわる無数,多様,複雑,個別具体的な現象を抽象化して理解できるようになるために,経営学の基本的な概念についての知識修得を目指す。また,企業等の組織の活動の具体的な事例についても紹介する。 授業は教員が解説をしながら進める一般的な講義形式となるが,授業の環境が許す範囲で教員から受講者に向けて適宜質問も行いたい。質問に対する回答や発言など,受講者からの積極的な働きかけとコミットメントも期待する。 また,受講者には授業期間内にレポートを作成・提出していただく。本講義における「アクティブ・ラーニング」の主たる要素は,このレポートとなるであろう。

目標

1)経営学が扱う問題の範囲を知ること。 2)経営学の基本的な考え方や理論を知ること。 3)経営における「戦略」と「組織」を理解すること。 4)経営学によってどのように身近な問題を分析することができるかを知ること。 5)企業の存在意義や経営することの本質的な目的につき,批判的に思考できる土壌をつくること。 6)上智大学の理念である“For Others, With Others”を企業等の組織によって実現する可能性について思索できるようになるための土台をつくること。

授業外の学習

指定した教科書の当該章を読んで予習・復習をしてほしい。 また,新聞の一面,経済面,社会面,また文化・文芸面,スポーツ面,政治面等を読み,経済・経営的な出来事や組織と戦略が関係する事柄に親しんでほしい。 必要とする時間に関しては,次項「授業1回あたりの授業時間外(予習・復習等)の学習時間」も参考に,例えばテキストの予習60分,授業内容の復習40分,新聞記事や文献など関連媒体の探索・読み込みや学友との議論90分など,各自で何をどれだけやるかを適宜考えつつ,約4ヶ月の講義期間をセルフマネジメントして頂ければと思う次第である。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。 講義ガイダンス&企業のマネジメントとは
  2. Ⅰ.環境への対応:1.戦略とは何か
  3. Ⅰ.環境への対応:2.競争のための差別化
  4. Ⅰ.環境への対応:3.競争優位とビジネスシステム
  5. Ⅰ.環境への対応:4.多角化と事業ポートフォリオ
  6. Ⅰ.環境への対応:5.企業構造の再編成と戦略的提携
  7. Ⅰ.環境への対応:6.企業の国際化
  8. Ⅰ.環境への対応:7.企業の類型と資本の調達
  9. Ⅰ.環境への対応:8.雇用のあり方
  10. Ⅱ.組織をどうつくるか:1.分業と組織の基本的構造
  11. Ⅱ.組織をどうつくるか:2.欲求に応えるインセンティブの仕組み
  12. Ⅱ.組織をどうつくるか:3.計画とコントロール
  13. Ⅱ.組織をどうつくるか:4.経営理念・組織文化・行動規範
  14. Ⅱ.組織をどうつくるか:5.リーダーシップとその源泉

教科書

入手したうえで熟読し,難解・晦渋な文章も読みこなせる忍耐力を身につけるとともに,文章を書く力も高めて頂きたい。

  • ゼミナール経営学入門(新装版)

    著者: 伊丹敬之・加護野忠男

    出版社: 日経BP・日本経済新聞出版,2023年

参考書

授業中に適宜紹介する。

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