経済学
共通 - 全学共通
GSP20321
コース情報
担当教員: 長江 亮
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
定期試験
定期試験期間中
小テスト等
詳細情報
概要
経済学の理論はミクロ経済学とマクロ経済学から成り立っていますが,この講義ではマクロ経済学の基礎を学びます。マクロ経済学では,一つの国を基準としたいくつかの集計量の関係性を基に社会現象を紐解いていきます。私たちが新聞やニュースでよく見聞きするGDP,インフレーション,失業といったものが,そのような集計量の例になります。マクロ経済学を理解するためにはこれらの集計量やその関係性に関するいくつかの基本概念を理解する必要があります。この講義では,マクロ経済学を構成する基本的な諸概念とそれらの内容について解説し,マクロ経済学の基礎的な土台となる部分を学習します。
目標
この授業の到達目標は一つ目に,マクロ経済学で使用される用語の内容を理解することです。二つ目に,マクロ経済の枠組みで解釈可能な社会動向について,経済学的に考察できるようになることです。
授業外の学習
講義資料をMoodle上にアップロードします。事前学習では,90分程度の時間を使いその資料に目を通してください。そこで何を学習するのかを確認し,問題意識や疑問点を整理してください。第二回以降には,毎回確認用の小テストを出します。小テストでは各回100分程度使って復習を行ってください。小テストを通じた復習をこなして各回の内容を理解し,期末試験の勉強をすることが事後学習の内容です。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- 代表的なマクロ経済指標
- GDPを理解する
- 均衡国民所得の概念と導出
- 乗数理論と均衡予算乗数
- 貨幣の役割と貨幣市場
- IS-LM分析(1)背景の解説
- IS-LM分析(2)政策の効果他
- 総需要・総供給曲線分析
- インフレーションとデフレーション
- インフレと失業(1)失業を生み出す仕組み
- インフレと失業(2)フィリップス曲線とは
- 経済成長の基礎理論:ソローモデル(1)
- 経済成長の基礎理論:ソローモデル(2)
教科書
教科書は指定しません。授業は講義ノートに沿って進めます。
参考書
マクロ経済学・入門 第6版
著者: 福田 慎一・照山 博司
出版社: 有斐閣・2023
マンキュー マクロ経済学 入門編(第5版)
著者: グレゴリー・マンキュー
出版社: 東洋経済新報社・2024
Macroeconomics 11th Edition
著者: N. Gregory Mankiw
出版社: Worth Publishers・2021