法律学

概要

本講義は,法学部以外の学生のための法学入門である。憲法・民法・刑法・訴訟法などの基本的な法分野について,教科書の判決文を一緒に読みながら,その法的思考や法的技術を学んでいく。と同時に,裁判所がじっさいに審理したケースを扱うことで,現代日本社会の様々な課題を読み解いていく。 教科書上の知識を学ぶだけではなく,実際の裁判を自分の目で見て体験することも非常に大切なので,裁判傍聴をカリキュラムに組み込む予定。講義の進み具合などにより,講義スケジュールを変更することがある。

目標

法学の基本用語を学び,じっさいの裁判で用いられる法的技術が法学用語の体系的な構築により成り立っていることを理解する。 法の諸分野における具体的な裁判事例の争点を理解する。また,裁判事例を通して現代日本社会の特徴や課題を理解する。

授業外の学習

小テストの準備を兼ねて教科書の指定箇所を精読し,事案の整理をしておく。この作業に要する時間はおおむね2時間。 復習を兼ねて,リアクションペーパーを作成する(30分程度)。 レポート課題に応じて情報を集め,文献を読みこんだうえでレポートを作成する(10時間程度)。

所要時間: 190分