マス・コミュニケーション論 II
共通 - 全学共通
GSP20260
コース情報
担当教員: 佐藤 卓己
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
リアクションペーパー
20%
授業内期末試験
授業期間中
60%
詳細情報
概要
現代は「すべてのモノ,コト,ヒトが情報の発信装置と化し,メッセージ性を帯びるメディア社会」である。私たちは,絶えずメディアに囲まれ,情報をとりこみつつ,同時に自らメディアとなり情報を発信している。 本講義では,代表的なメディアの理論と社会との関わりを学び,現代社会についてより理解を深めることをめざす。
目標
メディアの基礎的理論を理解し,メディアと文化のなりたちを知ることによって,高度情報化が進む現代社会への理解を深め,自らのメディア・リテラシーを高める。
授業外の学習
テキスト『現代メディア史 新版』の各章第一節・第二節を事前に読んでおき(120分),講義での解説に従って関連事項を調べる(70分)。
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション―メディアとは何か?
- 情報・メディア・マスコミの総力戦パラダイム
- 市民的啓蒙のオプティミズムと大衆操作のペシミズム
- ドイツ新聞学とマス・コミュニケーション研究
- 文化再生産とメディア調査の強力効果仮説
- メディア都市と公共性
- 出版資本主義
- 大衆新聞の機能
- 視覚人間とナショナリズム
- ラジオ人とファシズム
- 映画と総力戦体制
- 消費社会のテレビ的教養
- 文化的細分化とグローバル化
- まとめ
教科書
『現代メディア史 新版』の当該箇所を事前に学習して授業を受けることが望ましい。
『現代メディア史 新版』
著者: 佐藤卓己
出版社: 岩波書店・2018年
参考書
『メディア論の名著30』
著者: 佐藤卓己
出版社: 筑摩書房・2020年