日本近代文学入門 I

共通 - 全学共通

GSP20200

コース情報

担当教員: 福井拓也

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木1

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 可

評価方法

レポート

60%

その他

(ほぼ)毎回の小レポート

40%

詳細情報

概要

伊藤整『文学入門』を通じて,文学や芸術について考えるための一つの視座を獲得する。また日本近代文学における主な作家・作品についての基本的な知識を習得しつつ,かつて日本近代文学がどのように理解されてきたのか,現在それがどのように受け継がれ,また相対化されてきたか検討する。ただし年表に即して人名や事項を確認していくといった手続きは踏まない。なお別段それを目的とはしないが,海外文学や人間について考えるヒントを得ることもできるだろう。

目標

1. 文学や芸術について考える視座を獲得する。 2. 近代文学史の常識を身につける。 3. 近代文学研究の発想と方法,歴史を理解する。

授業外の学習

[授業前]事前に指定された範囲を読み,そこで言及されている作家や作品,事項のうち未知のものについて調べる。また課された課題を提出する。(120分) [授業後]授業内で言及された作家や作品について調べる。また興味をひかれたテクストに実際に目を通す。(70分)

所要時間: 190分

スケジュール

イントロダクション(※以下は予定であり,授業の進捗状況,受講生の関心に応じて,各テーマの回数は変更することがありうる)
「第一章物語りの成立とその形式」
「第一章物語りの成立とその形式」 (つづき)
「第三章近代社会と心理小説」
「第三章近代社会と心理小説」(つづき)
「第四章日本の近代社会と小説」
「第五章芸術至上主義と私小説」
「第五章芸術至上主義と私小説」 (つづき)
「第六章近代人のエゴと小説形式」
「第六章近代人のエゴと小説形式」 (つづき)
「第七章論理と調和の文学」
「第八章下降認識と上昇認識」
「第八章下降認識と上昇認識」(つづき)
「第九章現代社会と人間」

教科書

プリントとPDFファイルを配布する。

参考書

授業中に適宜紹介する。